中学受験 入学後の生活は?

中学入学後、私立中学に進学したママたちから、度々いろいろとグチ話を聞きました。グチ話の内容はというと、

私立中学進学入学後の子どもの変化

遊びはカラオケorボーリング

遠方から集まるので、土日に皆で遊ぶとなるとターミナル駅周辺に集合。何をして遊ぶかとなると、必然的にカラオケやボーリングということになる。

浪費癖がついた!

カラオケ、ボーリングなどで遊ぶ習慣がつくので、お金を浪費する傾向にあるらしい。それぞれのご家庭も裕福なので「お友だちが行くなら」と、つい拒絶せずに出してしまう模様。

勉強しなくなった!

中学受験の、詰め込みの勉強から解放され一気に羽を伸ばしてしまっている。高校受験もないから緊張感なさすぎ! 遊びまくり! 「絶対に実力が落ちてる!」と嘆いていた。

落第は「絶対NG!」でなく、「それもアリ♪」な話に

慶應は中学でも成績が悪いと落第→留年となります。実際に留年した人がクラスにいることも。「ああはなりたくない!(>_<)」と、”落第”が抑止力となり少しは勉強するかと思いきや、10代男子、そう単純にはいかないようで…。「○○先輩、うちのクラスに来たよ~」と、すんなり馴染んでしまい、「他にも落第している人がいるから大丈夫♪」になってしまうらしい。

学校のカラ―、お友だちグループの雰囲気によっても様々だと思いますが、見事中学受験を突破したからといって、全てがバラ色なわけではないようです。

その一方、公立中学での生活は

一方で、我が子の通っていた公立中学での毎日はというと、

週末遊ぶのはもっぱら近所の公園または自転車で少々遠出

小学校からの仲良しと小学校の延長戦みたいな遊び。

学校にお金を持ってくるのは原則禁止

公立中学ではお金を持ってくること自体原則禁止。学用品購入などでお金を持っている場合は、購入時(お昼休みなど業者さんが売りに来る時間)まで先生に預けるシステム。

通学はもちろん徒歩

実際中学のある場所も住宅街の中。繁華街から離れる方向に中学校があるのでお金を使う場所もない。

高校受験があるので、勉強はしている

小学生の時に比べると、中学生はやはり大人。どの子もそれなりに自覚を持ち、自分から勉強しています。中学受験の頃は、宿題やスケジュール管理など、マネジメント的なことは子供にはキャパオーバーで親がしなくてはならなかったと思いますが(少なくとも我が子は無理でした)、中学になると放っておいても、その点も自分で管理できるようになります。

というように、公立中学に進学した長男は、私立中学に進学されたお子さんとは全く正反対の、素朴な毎日を過ごしていました。私立の話を聞いて、うちは合わなかったなきっと、とつくづく思いました。中学生からお金を使う遊びはして欲しくなかったし、そんなのは、予算想定外だったし、何より予算オーバーだ!(~_~;)

我が子が中学生になり、等身大の中学生を目の当たりにすると、中学生って、まだまだ全然子供だと思い知りました。小学校受験は親が主体で自覚がないけれど、中学受験なら本人にも自覚が芽生えて良いかと思っていましたが、そんなことあるはずなかった。

そんな子供に中学受験のあの勉強量とプレッシャーはボリュームが大きすぎると思います。ボリュームが大きすぎるから、合格するとその反動でホッとしてしまい、勉強しない、遊んでばっかりになってしまうと思います。思考力を伸ばす、本格的な”学問”は、ここからが始まりなのですが…。大人が先回りして与え過ぎて「お腹いっぱい」になり過ぎちゃうのかなあとも思います。

中学生までは、親の身近なところでのびのびさせてあげて、ゆっくりゆっくり育てて行けばいいのだと実感しました。本人が「出て行く!」と言い出すまで、親は待っててあげるのが一番なんだろうなあ~と、私としては思います。