中学受験 12月模試の過酷な現実

12月模試 真剣に取り組んだ分、偏差値は上がる!?

12月の模擬試験は、受験前最後の模擬試験になります。さすがにこの時期になると、親子ともに緊張感が高まるもの。子供もそれなりにプレッシャーかかってきて受験勉強に真剣に取り組んでいる頃と思います。そんな子供の様子を見て、「よし、これなら偏差値が上がって気持よく最後の模試を締めくくり本番に向かって一直線に頑張れる!」と多くのパパ、ママは思うでしょう。

しかし! これが頑張ったわりに、思うように偏差値を取れないものなんですね。我が長男も、6年生の最後の模試は、最後の最後だというのに史上最低の偏差値を叩きだしてしまいました!(>_<) もう崖っぷちから突き落とされた気分。親バカな私は、「なんかおかしくない?サクラでもいる?」と思っちゃうくらい(笑)。なかなか偏差値上がらずここまできて、やっと子供が頑張り始めたのに、やっぱり偏差値上がらないなんて!おかしすぎますよね!?

でも頑張ったわりに偏差値が取れなかったのは、きっと3つの原因からです。

原因その1: うちの子も頑張っているけど、みーんな頑張っているから

中学受験生全体の成績が上がるので、結局偏差値も同じような状態に。

原因その2: 我が子は自宅学習=アウェーな状態

塾の模試は完全アウェー状態。さらに秋から志望校の過去問に取り組んでいたため、模試の問題(いわゆるオールマイティな問題)の対応が下手になっていた。子どもは順応性が早い代わりに、以前のものはあっと言う間に忘れてしまいます。我が子は超典型的なそういうタイプ。(中学受験では、こういう子供っぽさに大人は振りまわされます(^_^;))

原因その3: 子供なりに頑張っているが、まだ本当の意味での”受験”が分ってない。要するに実はまだエンジンかかってない

本当にエンジンがかかるのは、ここから。「受かるためにはどうすればいいか」、「どうしたら点数をより多く取れるか」という意識が本人に芽生え、実際に行動に起こし始めるのは、結局は新年明けてからです。

ある意味、12月の模試の結果のガガーン!!が子供の気持ちを奮い立たせたとも言えます。今は冬休み。お正月。中学受験の皆さんは冬期講習の真っただ中ですよね。模試の結果に引きずられずに、
志望校に受かるために前だけを見つめて頑張ってください。