【高校受験】入試直前 コロナ対策?学校休む?休まない?

1月になるといよいよ入試も目前。

寒さも一段と厳しくなりますし、体調管理も心配です。
今年はコロナの心配もありますし。
受験勉強が間に合わない!と焦る気持ちも出てきます。

そうなると学校に行くこと自体が負担に思うことも…。

ということで、今回は高校入試直前に学校を休むか、休まないかについて考えてみたいと思います。

ちなみに、長男、次男共に休みました。少しパターンは違いましたが。
長男、次男、それぞれどんな感じで休んだかについてもお話したいと思います。

高校入試直前に学校を休むことのメリット3つ

まずは学校を休む場合のメリットについて挙げてみます。

1.勉強時間が確保できる

日中を受験勉強にフルで使えます。
オープン受験で複数校受験する場合、過去問がやりきれない!と気になってくることもあります。
その場合、一日じっくり受験勉強に確保できるので休めると嬉しい。

 

2.感染症対策

今年は何よりもこの感染対策が気になって学校を休ませてたいと思う理由ではないでしょうか。

人と接する機会が少なくなれば感染症に罹るリスクも抑えられます。

3.気力・体力温存

学校生活を送りながら受験の追い込み、連日塾通いとなると、睡眠時間が削られ疲れがたまりがち。
感染症対策、入試当日のコンディションを整えるためにも体力は温存しておきたいものです。
また複数校を連日受験する場合は、結構体力も使いますし、緊張が続き気力も使います。

受験期間に向けて気力・体力を温存するためには、学校を休むことも有効です。

 

 

高校入試直前に休むことのデメリット6つ

ただ、学校を休むとかえって良くなかった、ということもあります。

1.時間があり過ぎて、かえってダラけてしまうことも

学校を休めば勉強時間が確保できる!とメリットに上げましたが、必ずしもそうではありません。
勉強できるかどうかは本人の過ごし方にもよります。

休んで時間が十分にあってもかえって気が緩んでダラけてしまったり、無計画だと漠然と1日を過ごすだけかも。
人は追い込まれた方が意外と時間を有効活用できたりするものですよね。
学校に通い続けた方が、生活リズムをキープでき、限りある時間を有効活用しようと受験勉強に集中できるかもしれません。

休むならその日何をやるかを具体的にタイムテーブルに落とした方がいいですよ。

2.生活リズムが崩れるかも

休みだからと寝坊したり、夜更かしして勉強したり…となると、生活リズムが崩れて、かえって逆効果。
体調を崩してしまうかもしれません。

学校を休んでもいつも通りに起床することが鉄則。
昼間十分に勉強できるからこそ夜は少なくとも12時までには寝るようにしましょう。
学校を休むのはきちんとした睡眠時間を確保するためと考えて!

 

3.学校に行かないことがかえってストレスに

子供の性格にもよりますが、ダラけてしまう逆のケース。
一人で黙々と勉強していると、かえって深刻に考えて追い詰められた気分になってしまう場合もあります。

またコロナ禍の自粛生活で皆さん実感されているかと思いますが、家に籠りきりでいるのもストレス大。
学校に行かないなら行かないで、不安になるものです。

しかも受験前の欠席の場合、休んでるのは自分だけ?と気になったり、先生や友達にズル休みと思われてるかも…と不安になるかもしれません。

 

4.友達に会えないことも大きなストレスになる

これも現在のコロナ禍で思い知りましたが、人に会えないこと自体が結構辛いもの。

学校に行って、友達と会って何気ない会話を交わすことって、それだけでかなりのストレス解消になるものです。
特にこの入試直前の不安な時期には、友達や先生に会える時間はその子にとって無くてはならないものかもしれません。

ムリにお籠り生活をすると鬱っぽくなってしまい、精神衛生上よくないかもしれません。

5.志望校の合否基準に引っ掛かる可能性も…

欠席日数には、5日、10日、30日というレベルの目安があるようです。
欠席日数30日以上になると、どうも進学先に報告しなくてはならないらしい。
内申は2学期までの出席日数で、既に提出済みですが、30日超えると報告義務が発生するようです。

なので、どんなに休んでも30日オーバーは禁と考えた方がいい。

私立高の推薦、併願私立をはじめとする、内心点を重視する学校を志望する場合は、欠席日数も考慮される可能性大なので注意が必要です。

これについては後述します。

 

6.最後の思い出作りができなくなる

受験生、ということは最終学年でもあります。
卒業までの残り僅かの日々は、最後の思い出作りの貴重な日々でもあります。

子供たちに聞くと、内申が出てしまった後のこの時期は、学校の授業そのものはのんびりで楽しいみたいです。
昼休みはクラスの皆で遊んだり。
受験前の友達との時間はやはりリラックスタイムでもあり、卒業間近の思い出作りの大切な時間だったみたい。

ガッツリ休んでしまうと、この時期に友達と時間を共有できず、後々後悔になるかもしれません

 

入試直前に休むか、休まないかは本人の意志を優先

このようにメリット、デメリット両方あるので、休むか休まないかの判断は、本人がどうしたいか、親子できちんと話し合って本人の気持ちを第一優先にして決めた方がいいと思います。

本人の意志に反して無理に休ませても、前述の休んだ時のデメリットばかりになってしまうと思いますし、本人が休みたいと言ってるのに無理に学校に行かせた場合も休んだ場合のメリットを受けられずにストレスに。

受験直前、ストレスをできる限り取り除いてあげるためにも、本人がどうしたいかに寄り添うことが一番です。

 

入試直前に休む場合…何日までOK?

調整のために休むと決めても、そこで今度気になるのは、何日までOK?ということ。
あんまり休み過ぎると、それにより合否に影響するかもしれない…。

欠席日数は何日までOKか、考えてみましょう。

内申は2学期までの出席日数で〆

志望校に送られている内申では出席日数は2学期まで。
基本的に1月以降の欠席はほぼ関係は無いですが大量に休むと志望校に報告する必要が出てきます。
学校によっては合否にかかわることも。

オープン受験の私立高校は実力重視なので影響は無いと思いますが、国公立の高校や、私立推薦、併願私立などの内申点重視の学校の場合は用心したほうがいいと思います。

 

欠席日数の目安は、5,10,30

チェック対象は中3のトータル欠席日数。
トータルの欠席日数が5日、10日、30日が目安となると言われているようです。

  • 5日 ・・・特に問題なし。
  • 10日・・・私立高推薦、併願私立高の合格確約が取り消されるかも。
  • 30日・・・30日以上になると欠席理由を進学先に伝える必要がある

なので、これまで何日休んでいるかをきちんとチェックしたうえで、何日休むかを計画したほうがいいですよ。

 

ただ、urashimamamaは昨年次男が受験直前に休んだ時に、出席日数はどこまでOKか心配になって先生に確認したところ、何十日レベルでなければ全然心配無し!と言われました。
何日も休んでいる場合でも、体調不良など理由がハッキリとしている場合は心配ありませんとも言われましたよ。

 

 

学校には、なんて言う?

「感染症対策のため、受験のためにコンディション調整したい」と正直に言ってしまってOKと思います。

特に2021年のコロナ禍の高校受験では、全然OKではないかと。
今年度はコロナ感染対策のための自主欠席は欠席としてカウントされないかもしれませんね。

コロナ禍でない場合、学校の先生によっては、受験準備のために学校を休むなんてけしからん!というお考えの方もいます。
そんな先生に対してあまりに正直に言っても、子供が気まずい思いをすることになるので…どの程度言うかは担任の先生のタイプで考えた方がいいかも。

ただ、urashimamamaとしてはコロナであろうがなかろうが、必要な時には疲労が溜まっているので体調を崩す手前で養生するという考えで「受験前のコンディション調整」と言って学校を休ませます。

学校を休む場合にするべきポイント4つ

休む場合は、デメリットで列挙した部分が起こらないように気を付けましょう。

 

1.早寝早起き

休むことにより夜更かししたり、寝坊をしてしまったら、生活リズムも乱れます。
朝寝坊をすることで、一日もダラけてしまいますし。

休むからと言っても学校に行くのと同じ生活リズムをキープしましょう。

2.やることを具体的に決める

時間が沢山あっても、漫然と過ごしてしまい結局1日を棒に振ってしまったなんてことにもなりがち。

休む場合は、何をやるのか具体的に決めてからにしましょう。

urashimamama家の場合は、長男の場合も、次男の場合も過去問をやるために学校を休みましたが、具体的に「○○高のX年の過去問をやる」と決めて休みました。
長男の場合は、入試と同じタイムテーブルで過去問をこなしたこともありましたね。

3.担任の先生にはできるだけ正直に言う

欠席理由を正直に言うかどうかについて、先ほど「受験前に休むのはけしからん!」というタイプの先生かどうかを見極めて、と言いましたが、ある程度理解がありそうと思える先生には正直に言ってしまった方がいいと思います。

担任の先生も受験前の生徒の体調には気を配って下さっていますから、ヘタに仮病を使っても先生に無駄に心配させてしまって失礼。
ただし、理由としては「勉強したいから休む」なんて言っちゃダメー!笑
飽くまでも「体調管理」を前面に出して!

「けしからん!」タイプの先生に対しても、体力温存を前面に出せば文句は言われないのでは。
間近で子供の体調を見ているのは先生でもない、親ですし!

今年度、2021年のコロナ禍での受験では、感染症対策と言えば、もうそれでOKかと思います。

 

4.やっぱり逆効果!と思ったらすぐに切り替え

たとえ本人の希望だとしても、やはり連日休むとなるとストレスが溜まってくるかもしれません。

その場合は、連日休むつもりだったとしてもスパッと途中で切り替えて学校に復帰しましょう。
目指すべきは、本人にとって一番ストレスが少ない状態を作ることですからね。

作戦変更!となる場合のことを考えても、先生にはなるべく正直に話して風通しのいい関係を作り上げておくといいと思います。

 

入試直前休み、urashimamama長男、次男の場合

urashimamama長男、次男、ともに入試直前で休みましたが、ぞれぞれ異なるパターンで休みました。

urashimamama長男の場合

長男は中3での欠席は、1月までは0日。

長男はオープン私立高を複数受験。
1月に西大和学園を受験し、その後2月7日に慶應志木、そして2月10日から2月17日まではほぼ連日受験しました。

慶応志木の受験日が日曜日でしたが、直前の週は4日間休んでから志木受験に挑みました。
2月10日(水)からの連日受験の前は、2月8日(月)は休み、2月9日(火)は敢えて学校に行きました。
2月10日からの緊張の日々の前は、友達や先生に会っておいた方がリラックスもでき士気も高まると考えて。

欠席日数はトータル5日でした。

先生には、体調管理のために休みたいと話してお休みさせていただきました。
長男の担任の先生、休むことに対して歓迎ではありませんでしたが理解は示してくださるタイプだったので。

 

urashimamama次男の休み方

urashimamama次男は、12月までは欠席1日。

次男は公立・横浜翠嵐高校+併願校のパターン。
本来このパターンなら、そんなに休まなくても大丈夫かと思いますが、
年末成績が上昇してきたので学芸大学付属高校も受験してみることに。

ただ、チャレンジを決めたものの、塾キャリアも浅い次男は、いざ学芸問題を解き始めたらギリギリ状態。
さらに緊張に弱く、受験を意識したら翠嵐向けの模試もやらかすことが度々出てきました。

これじゃ間に合わないー!と、1月の中旬に早々と休みました。
その時は「疲れがたまっているので用心します」と言って休みました。

遅れていた過去問を集中的に解くことができて少し安心したようですが、
ただ次男の場合は、2日も休むと段々と不安になってきたようで
「ずーーっと家にいるのも、なんかそればっかりで怖くなってきた…」
と言い出したので、お休みは2日にとどめて復帰。

担任の先生は怒りはしないけど結構体育会系で気にするタイプ。
それとクラスでインフルにならないように!と目標を掲げて皆で頑張っていたところだったので、いきなりの次男の欠席に皆がビックリしたらしいwww
さらに次男自身もムードメーカーで結構有名人だったので次男の欠席はクラスを超え学年で動揺したらしい…ヤバイ。
担任の先生、心配して中1の妹にも探りをかけてきたみたいですね。
でも妹も「疲れがたまってるみたいだからひどくなる前に休んでるだけです」と言い切ってかわしました。エライ。

次男が休むと事件になる!?
担任の先生、あんまりいい顔しないかも?汗

ということから、それからは体調管理のためと週1日休むという方式をとりました。

2月に入って、横浜翠嵐高校から川和高校に志願変更してからは、もう気分がリラックス~!となり笑
入試当日まで普通に学校に行ってましたね。

この週1日休むパターン、案外と良かったです。
休んで集中して勉強するけど、学校にも行けるという折衷パターン。
体育会系で休むとけしからん!というタイプの先生に対しても効力あるのではと。

なので、次男の場合は1月の第2週目に2日、第3週、4週に1日ずつ欠席。
合計4日欠席しました。
学年トータルの欠席日数は5日。

 

後で聞いたら、実は直前にまとまって休んだ人は結構いたみたいです。

 

まとめ

受験直前に休むことはメリット、デメリット両方あります。

デメリットをよく理解して、休む場合は何をするか、具体的に決めておきましょう。
親子で計画を立てるといいですね。

担任の先生に伝える欠席理由は、体調管理のためと言えばOK。
今年度はコロナ対策と言えば十分だと思います。

そして何より子供自身がストレスにならない方法をとることが第一。
子供自身がどうしたいのかを最優先にすることが一番です。

受験まであとわずか。
どうぞ体調には気を付けて、実力を十分に発揮できますように!