今回、長男からも中3冬当時のことを思い返してもらい、いろいろと話をしました(詳しくは、「中3最後の模試で偏差値急落!当時urashimamama長男はどう思ってた?」をご覧ください)
長男によると、中3はまだまだ中2病罹患中(*_*)
どうも中学生には、大人がイメージするように自分の状況を客観的に見極めて、受験に向けて努力を積み上げていくという作業がなかなかできないものなんだなあということが分かりました。
後日urashimamama長男より追加コメントが…
「中3当時は偏差値に振り回されることはなかった。そう強がるしかない部分もあったから模試の結果なんて全然気にしてなかった」
と言っていたurashimamama長男でした。しかし数日後、「でもねえ~今にして思えば…」と先日の話しの補足と当時を振り返っての反省を新ためてコメントしてくれました。
偏差値を気にしなかったのは、偏差値で一喜一憂している場合ではなかったから
確かに偏差値に一喜一憂してはいなかったし、している場合ではなかった。それは、中2病だからというところももちろんありましたが、やはり筑駒を受けようと思っているなら、偏差値で一喜一憂している場合ではない、人と比べてどーのこーの言っている場合ではなく、完璧を目指さないと! と思っていたからだそう。その一方で偏差値を見て無駄に心に波風を立ててもいけない…とも思って見ないようにしていたみたいです。
やはり自分の中では焦っていた
最後の模試で偏差値が落ちたのは、これまでのツケが回ってきたと感じてはいたそうです。完成度を高めるという段階で、皆にすっかり出遅れてしまったなあと、厳しい現実を実感したみたい。
あれをやらないと、これをやらないと、と足りないところ、やるべき課題は見えていたそうですが、でもだからといって、どれを優先してやるべきか? どの程度やるべきか? どう取り組むのが効率的かということがよく分からず困惑していたそう。分からないことづくしの中で「とにかく思いつくところからやるしかない!」と片っ端からやっていた状況だったとか。
中3冬にもっとやるべきだったことは…?
「当時の自分に言ってやるとしたら…」と長男が話してくれましたが、当時を振り返っての一番の反省点としては、やはりサピックスの先生にもっときちんと相談するべきだったということ。
自分の中で、何が足りないのか、何をするべきかは見えていたので、その自分の状況を全て先生にお話しして、これから受験当日に向けて何をどれだけ、どのように積み上げて行けばいいか、ぶっちゃけ相談すればよかったと言っています。今の自分が当時の自分に言うとしたら「早く先生のところに話に行きな!」と…。urashimamama、当時長男に何度も言ってた気がするけど~(^_^;)
…でも、当時のurashimamama長男としては、これまでサボりまくったせいもあり、「先生に怒られる(>_<)」という恐怖もあり、先生に正直なところをお話しできなかったと。
今の長男としては、「そういうことをきちんと相談できなくて、子どもだったなあ~」だそうです。やはり、中学生にとって、大人にそういったことを相談することって、なかなか難しのでしょうねえ~。
塾の先生は大いに活用するべし
サピックスのスタイルは、“来る者は拒まず”です。先生の方からわざわざ子どもに話しかけて様子を伺ったりという、きめ細やかなお世話は一切してくれません。でも、ひとたび相談すると、「先生、こんなことまで見ててくれたんだ! 」と感心するくらい、本人の弱いところやクセを熟知した上での克服プログラムを提示してくれます。
普段も、分からなかったところを質問すると、丁寧に説明してくれた上に、「じゃあこれも、これもやってごらん」といくつか類似問題を出して下さり、理解の定着を促して下さいます。問題のレパートリーも幅広い!と驚きますし、非常にきめ細やかに対応して下さいます。
ただし、こちら側が働きかけることが前提です。
子どもが大人に向かって質問すること、なかなか難しいと思います。特に受験直前の緊張高まる時期に、叱られるかもしれないことをする、自ら自信を失う可能性があることをするなんて、なかなかできないと思います。なので、その辺の頑なな心をほぐしてあげること、先生に素直に相談できるように促してあげることも、親のサポートとしては必要なことなのかなあと。
サピックスは生徒を大人に扱い、突き放した対応をする塾ではあります。そこを乗り越えて大人の会話ができないと、難関校には受からないよというメッセージかもしれませんが…。特にこの時期の子どもは壁にも感じてしまうよぉ! もうちょっと声かけて欲しいなあ~とも思ってしまうurashimamamaです(^_^;)
サピックスにお通いの受験生の皆さま、先生ドライなように見えて実はそうではありません! 勇気を持って先生にぶっちゃけた相談をしてみましょう!