urashimamama長男、11月最後のサピックスオープンで大コケしました。
偏差値63.9 → 偏差値 53.8
なんと、10ポイント以上の急降下です(>_<)
なんでこの期に及んでそんなことになったのか…!?(@_@;)
その原因は大きくは二つありました。
理由その1:長男はコツコツが苦手
urashimamama長男は、地道に努力を重ねていくことが苦手なタイプです。しかも常識レベルを超えて、やりたくないとなったら頑なにやらない。根拠もなく、よくそこまで自信が持てるな~と感心するくらい頑固です(笑)
たとえばテストに向けて英単語を覚えるにしても、数が多いなら日割りで毎日少しずつ覚えればいいと思うのですが、とにかくそういった地道な作業が大キライ。口を酸っぱくして繰り返しアドバイスしてもやろうとしません。
要は、“男の子=暗記嫌い”の典型ですが、あまりにもヒドイ。中学受験のときも暗記がらみで親子ゲンカになって家出までしたし。さかのぼれば幼稚園の頃も暗唱を嫌がって大変でした。三つ子の魂百までです。
そんな地道な努力を嫌う長男に、これまでのツケが回ってきたということでしょう。
理由その2: 学校生活
しかし長男、今回はただ怠けていたわけはありませんでした。長男は中学では文化部、そして生徒会活動を行っていたため、秋以降も受験勉強一本になれない状況にありました。
- 長男の部活は引退が10月末の文化祭。それまでは文化祭の発表準備に明けくれていました。
- 生徒会役員は10月末の生徒会選挙までが任期。11月も引き継ぎがありました。
さらに、
- 生徒会キャラの長男は、文化祭の合唱コンクールで「我がクラスを優勝させる!」と、受験勉強そっちのけでクラスを仕切っていました。熱血メンバーと盛り上がって楽しかったみたいでしたが。その結果見事優勝しました。
さらに、さらに…
- 生徒会引退後も、中3の元生徒会メンバーと「後輩をバックアップしよう!」と、後期も生活委員に!! 難関校目指して受験する子たちは、この時期さすがに委員なんてならないのに…(;O;)
生活委員になったと聞いたときは、さすがにurashimamamaも呆れました。長男も、さすがにヤバイと思ったようで、委員会活動中、公認してもらって過去問解いてたみたいですが…。
サピックスの先生には度々「生徒会はいつまであるの?」と、早く受験一本になるよう催促されていたようだったので、後期も委員会に入ったとは、urashimamamaもさすがに怖くて先生には言えませんでした…。
偏差値が落ちたのは自業自得。…でも、それだけでいい?
- 地道にコツコツとした暗記作業がキライ
- 部活、生徒会、学校行事に秋になっても夢中
偏差値が10ポイントもゴーン! と急降下したのは、当然の結果といえます。だって、ほとんどの生徒が夏期講習からは本気モードで着々と積み上げているのですから。サピックスのZクラスでいつまでも受験一本にならない長男はかなり異端児だったみたいです。
塾の先生方のように受験の世界から物事を見ている人たちや、第一志望を突破することが何より優先と考える人にとって、長男の行動は「あり得ない!」と思います。
確かにそうではありますが、でもそれだけでいいの?という疑問もurashimamamaの中にありました。だって、部活も、生徒会も、文化祭も長男にとって大切なものだから。受験も大切ですが、現在の長男の生活の場、中学校生活そのものを楽しむことが、やはり一番大切だとurashimamamaは思います。本人がやりたがってるわけだしねえ。
中学校生活を犠牲にするのが高校受験?
学校生活でやりたかったことを犠牲にして志望校に受かったとしても、それっていいことなのかなあ? とurashimamamaは思ってしまいます。どんなにハイレベルな学校に合格したとしても、中学校生活の思い出が空っぽだったら、人生的には淋しいだろうなあと。
それと学校生活で友だちと関わり合いながら何かを作り上げる経験や、それをやり遂げたときの達成感は、人生の大切なエッセンスとなり、パワーの源となると思います。中学生もまだ人間形成の真っ最中ですから。
塾の先生や受験に熱心な方々は、「より高レベルの学校に入り、より高度な教育を受けることが最優先。そのためには、中学校生活の犠牲はやむなし!」 と言う方も多いようですが、urashimamamaは、「今を大事にしないと先もつながらない」と思います。今を大切にした結果受からないなら、それが本人の実力。認めるしかないなとも。
それに、人の「やりたい」気持ちは何よりも大切です。自分の中の「やりたい」思いを大切に、一つずつやり遂げていく。その一つ一つの達成感の積み重ねが、自信につながり、人は成長していくのだと思います。“人生力”がつくと思う。そもそも人の気持ちを抑えつけることなんてできませんしね。「やりたい」思いを封じ込めてしまうのは、後々の人生で、それこそ大きなツケが回ってくると思います。人生で大きなツケが回ってくるよりも、高校受験の偏差値でツケが回ってくるのなら、その方がずっといい。
要するに、「受かるヤツは何をやっても受かる。ダメなヤツは何をやってもダメ」とurashimamamaは思っています。逆にシビアかもしれないけどね。
というわけで、長男が受験勉強に身が入らないのは、ただダラダラしているのではなく学校生活を頑張っているためだったので(それにかこつけて逃げていたところもあったみたいだけど)、urashimamamaは長男の様子を「大丈夫かぁ~?」とハラハラしながら、否定はせずに見守っていました。
こうやって回想して見るとurashimamamaも共犯ですね。偏差値落ちたの、仕方がなかったです(^^ゞ
文化祭、生徒会、全てが終わって受験一本になったときに再び成績が上がることを祈るしかない。長男のバンジージャンプにつきあうしかないなあ~と思ってました(;_:)