サピックス中学部 Zクラスの受験スケジュール2

長男の受験スケジュールが、サピックスで推奨された受験スケジュールの典型と言いましたが、
”サピックス推奨と”言うには十分でない部分がありました。

それは早稲田大付属の存在 我が家は神奈川で通学するには早稲田は遠いことと、他校と試験日が重なっていたことから結果的に早稲田の附属は一つも受験しませんでしたが、どの学校を第一志望とするのか、国立派か私立派か、私立だとしたら進学校派か、附属派か、附属派だとしたら早稲田派か、慶應派かで、少しずつ受験スケジュールが変わります。

サピックス Zクラスの生徒が狙う高校の受験スケジュール

長男が受験したのは2016年のこと。最新の情報ではありませんが、Zクラスで選択肢として挙げられた学校の入試スケジュールをリストします。

2016年 1月27日(水)  西大和学園
    2月 7日(日)  慶應志木
       2月 9日(火)  早大本庄
       2月10日(水)  開成高校、早稲田実業、桐朋
       2月11日(木)AM 桐蔭学園特別奨学生チャレンジ、早大学院、
                  PM 慶應志木面接
       2月12日(金)  慶應義塾高校、慶應湘南藤沢(帰国、全国枠)、青山学院
       2月13日(土)  国立大学付属高校(筑駒、学芸、筑附、お茶の水)
       2月15日(月)  慶應義塾高校面接
     2月16日(火)  神奈川県立高校 (横翠嵐高校、湘南高校、川和、柏陽等)
       2月17日(水)  神奈川県立高校 特色検査
    2月18日(木)  神奈川県立高校 面接
      2月24日(水)  東京都公立高校 (日比谷、西、国立等)  
    3月 2日(水)  埼玉県公立高校入試(浦和高校、大宮高校等)


サピックス Zクラスの生徒が狙う高校の偏差値は…

サピックスは首都圏難関私立校または国立高校を照準にする進学塾。というわけで、想定する学校がかなり限定され明確です。ターゲットとする学校は以下の通り(首都圏、男子が受験する場合)。
参考までに2016年当時のサピックス偏差値も記入しておきます。

【国立】   

          偏差値 65 筑波大付属駒場高校
                 62 学芸大学付属高校
                 62 筑波大付属高校
                    ※ただし、上記三校には学区制限あり。

【私立】
                 64 開成高校    
                 61 慶應志木
                 61 渋谷幕張                 
                 60 慶應義塾高校
                 56 早稲田実業
                 55 早大学院
                 54 慶應湘南藤沢
  
【公立】
                 57 東京都立日比谷高校
                 55 神奈川県立湘南高校
                 55 神奈川県立 横浜翆嵐高校
                 55 埼玉県立 浦和高校

つまり、サピックスZクラスの生徒は、偏差値55(サピックス偏差値)以上を狙います。国立、公立、私立、どこの学校を受けに行くかは、本人の好みや、それぞれのご家庭の考え方次第です。第一志望校を中心に、

  • 本命の前に複数回同レベルを受験して慣らし、本命で緊張しないようにする。
  • 早慶志望は系列校一通り受験する

等の条件を踏まえて、受験スケジュールを組み立てて行きます。我が家は早稲田シリーズを受けなかったのは、遠かったことに加え、筑波大付属駒場高校が第一志望だったため、2月10日は早稲田実業を選ばず、開成高校を受験しました。偏差値が近いことと、筑駒と同様5科目受験のためです(早稲田、慶應など開成以外の私立は3科目)。

サピックスでの志望校選定についての面談は11月中旬に行われました。サピックスの室長先生に多くのアドバイスをいただき、納得のいく受験スケジュールを作成することができました