慶應志木の合格発表に向かう電車の中で

開成押さえる? 押さえない?

サピックスK先生のアドバイスを受け、考えを整理し、開成に受かったなら、開成で押さえようということで、落ち着くことにしました。

その旨を父に報告すると、父は「塾高の合格に不利にはならないか?」と、一言。…あ、 そうかも。受験者はすごーく多いけど、志木と塾高両方受験してるかどうか、志木の入学金を納入済みかどうかの調べはシステム上簡単にできる、きっと。あの学校、やるかも…。そうじゃなくても、面接の時に志木をどうしたか突っ込まれたら…?

もーう、分らない! ヽ(TдT)ノヽ(TдT)ノ

でもさあ、やっぱりうちの子、開成は受かるか分からないんだから、もういいよぉ! その場で、合格発表見て考えるー。

双方の両親を巻き込み、サピックスの塾長先生までも巻き込み、何時間も大騒ぎで悩みまくった挙句、結局、「その場で考える」…。

運命の2月12日

明けて運命の日。2月12日の朝。長男は塾高の入試に向かいました。私は、下の二人を学校に送り出した後、まずは慶應志木に向かいます。

今日のプランは、まず志木の合格を確認し、開成へ(志木は合格のはず)。開成の合格発表を見て、合格だったらパパと電話で話し合い。開成にしようと決めたら自宅の最寄り駅で振込などの諸手続きを(開成の入学手続き締切は次の日12時までなので)。開成が不合格、または慶應志木にすると決めたら、志木駅に舞い戻り、指定銀行で入学金振込&入学書類受取り。

開成発表後から慶應志木の入学手続締切までの猶予は2時間。慶應志木~開成までの所要時間は30分強。無駄なくやれば、なんとかなります。

ただ、大金を持ってウロウロというのは怖いので、志木に着いてから銀行ATMで出金、指定銀行に振り込みます。志木の指定銀行とATMの場所は事前にgoogleマップで調べておく。

慶應志木に合格発表を見た後、開成の合格発表までの間は時間があるので、開成に向かう前に慶應志木の手続きに指定されている銀行の場所を確認しておく。そうすれば志木に戻った後迷わず直行できる、という算段で、通帳と印鑑持参で出かけます。

今日の私は歩く現金輸送車だ! 通帳を持っている、大金を持ち歩くことになる緊張と、合否結果が迫る緊張でクラクラ。

電車に乗り換えるとき、ギリギリだったので駆け込みましたが、ちょっと走っただけで心臓がバクバク。最近運動不足だから? もう歳だから? 私、病気かな? …いや、これは緊張だ、やっぱり!!!

電車の中でも反芻は続く

テストも手応えあったようだし面接かなり良かったんだから、慶應志木は大丈夫と思っているのにやっぱり緊張します。そして志木までの電車に乗っている間、自宅で仕事をしながら待機しているパパとメールで再びグルグル反芻しまくり。

実際の通学をイメージして電車の混雑具合などを確認しては、その情報を材料にパパと繰り返しメールでやりとり。パパも仕事があると言いつつ、仕事が手につかないようで頻繁にメールが来ます。慶應志木が~、開成が~とグルグル。

…しかし、便利になったとはいえ、やっぱり通学時間、長っ! 電車だけで約1時間半はやっぱり長い。パパと何往復もメールできちゃったもん。池袋近くになるまでなかなか座れないし。うまいこと座れたとしても、座り疲れるくらい長い。男子体力あるとはいっても、それにしてもこの通学時間は長過ぎかも…。慶應志木自体はとても好きなんだけど…。

志木駅に近づくにつれ乗客の年齢層が変わってきた…!

池袋を過ぎた頃から、なんとなーく40代~50代の奥様比率が多くなってきました。手帳を見ている人、本を読んでいる人、じっと眼をつぶっている人…。

あーきっと、あの方も、この方も、そして私の隣のこの方も、慶應志木の合格発表を見に行くのだろうなあ~。普段の電車内は、こういう客層じゃないんだろうな…マダム多過ぎ(^_^;)

志木に到着すると、その人達が皆、ザザッと降りて行きました。私も遅れないようにして、駅に降り立ちます。心臓のバクバクは最高潮。ザザッと降りた人の波は、もちろん、一直線に慶應志木に向かって行きました。