サピックスを辞めた!でも中学受験は…!?パパの意外な提案

塾には懐疑的になってしまったパパ

パパは長男がどうにも乗らない状態のまま通塾を続けるのは「割に合わない! 辞めよう! 」とバッサリ。そして中学受験の塾のやり方そのものにも疑問を呈していました。

サピックスをはじめとする塾の課題の量は、「普通の小学生にはそもそも無理な課題の量ではないか? 難関校に受かる見込みが十分にある子で、本人にやる気がないと、とてもこなせる量ではない! 」とパパは言っていました。

そんな理不尽な量の課題を前に「これができないと合格しない! 」と親の不安を煽り、「これをこなすには塾にお世話になるしかない! 」と囲い込むのが塾のやり方なのでは? というのがパパの意見です。

ちょっと辛辣かもしれませんが、確かに塾業界、少なからずそんな戦略も働いてると思います。

でもパパは、実は諦めていなかった…!

…ただパパ、塾には懐疑的になってしまいましたが、実は中学受験を丸ごとNGとは思っていませんでした。

子どもの教育について関心の高かったパパは、これまでurashimamamaと共に学校説明会や文化祭に足を運んでは中高一貫校の教育レベルの高さに感心していました。中学受験の問題に触れ、このレベルの問題に取り組むのはとても良い刺激になるし、小6で受験するのも本人にとって良い経験になるだろうと言っていました。

なので、パパは塾については「辞める!!」でしたが、中学受験そのものは実は辞めるつもりではなかった…!

そして、出されたパパの提案

そしてパパは、長男とurashimamamaを前にこう提案しました。「自宅学習で中学受験に挑んでみよう! 」と。

事実限界ではあったけど負け感満載で凹みまくっていた長男と、頑張ってたのにいきなり梯子をはずされちゃった気分のurashimamamaにとっては、パパの提案はただ“喪失”ではなくなり、ちょっと嬉しいような気も…。でも、ちょっと無茶!? な気もします。

どうにかなるんじゃないか? パパの根拠は?

パパの、自宅でもやれるんじゃないか?という提案は、以下の3つの根拠からでした。

  • サピックスではごく1部の単元を除き、5年生で小学校の学習範囲を全て終わります。だから長男、5年生の2月の時点では、もはや小学校の学習内容で全く知らない内容がほぼ無い状態。なので自宅で十分に受験勉強できるはず。
  • サピックスの問題集、これまでのテキストなどレベルの高い教材は揃っている。また書店に行けば、今どきはあらゆる参考書や問題集が揃っている。塾にお任せでなく、自分たちなりのやり方で十分できるのではないか。
  • パパは理系。理数科目は難関校の問題にも対応できる。urashimamamaは文系だが一応中学受験経験者。パパ理数科目、ママ文系科目担当で教えればなんとかなる!

…ちょっと無謀かもしれないけれど、なんか、パパに言われるとできなくないこともなさそう…(~_~;)

サピックスに通いイライラした親子関係を続けたりお友だちと遊べないなど様々な犠牲を払いながら受験勉強を続けるよりも、サピックスも中学受験も全てやめて劣等感一杯でいるよりも、前向きな気持ちで6年生の1年間を過ごせるかもしれない…。

『下剋上受験』みたいにキレイににゴールは決められませんでしたが、我が家も『下剋上受験』並みのチャレンジをしてみよう…! ということになったわけです。もちろん、『下剋上受験』の桜井進一さんのお宅には、とてもじゃないけど足元にも及ばない、urashimamama家は能天気過ぎ、ゆるゆる甘ちゃんな中学受験だったなあと思いますが…(^_^;)