6年生でサピックスを辞めた!当時のurashimamamaの心理

サピックスを辞めた!そのときのパパの言い分で、パパの意見にぐうの音も出なかったurashimamama。

確かにパパの意見は正しい。正論です。

…でも、だからといって「はい、確かにそうですね。では辞めましょう♪」とは、そう簡単に素直に受け入れられるものではありませんでした。当時のurashimamamaにとっては…。

サピックス通塾中はメンタル的に切り替え不能な状況

そんな簡単に辞められるはずがない! だって、これまで全面的に長男のサポートをしていたのはurahsimamamaでしたから。

長男の偏差値を上げよう、クラスを上げようと躍起になっていたのは本人よりもurashimamama自身でしたから(~_~;)

長男のお尻を叩き、叱ったりなだめたりしながら、どうにかこうにかサピックスの宿題をこなす日々を送るうちに、urashimamama、すっかり生活サイクルや物の見方が中学受験に完全スイッチオンしてしまっていました。すっかり周りが見えなくなっていた! そこまでがむしゃらになって取り組んでいたミッションを、いきなり取り上げられるなんて、とても納得行きませんでした。

疲弊している長男はさておき、urashimamamaはすっかり戦闘モードで後に引けない状態でした。

…もうこれって、長男の受験よりurashimamamaの受験!? ですねえ~(^_^;)
ちょっとした洗脳状態というか…。

でもでも! 中受ママの多くはこんな感じで猛進してるのではないでしょうか!?きっと…。urashimamamaだけじゃありませんよね!?

塾の洗脳もある!?

大手塾の入塾説明会では、必ずと言っていいほど、公立高校と私立の中高一貫校との大学進学実績を比較した資料が分けられます。その資料によると、MARCH以上の現役合格者の人数は、公立高校に比べて中高一貫校の方が圧倒的に多い。よって難関大学を狙うなら中学受験は必須だと、塾の先生は雄弁に中学受験が絶対不可欠であることを述べられます。

この論理、今になって冷静に考えると、ある種のマジックが働いていると思います。しかし、まだまだ大学受験について全く知らない小学生ママのurashimamamaには、公立に行ったらMARCH以上への道は断たれてしまう! と強く印象付けられるものでした。

だから、パパが「やる気のない子にそんなにやらせても仕方ないよ」と言われたら、「そんなこといったら、長男は大学に入れなくなってしまうでしょーーーっ!!(>_<)」と、もうお先真っ暗な心境。

「はい、そうですか」なんて即座に答えられるはずがありませんでした。

urashimamamaの中にあるプライドも!?

urashimamamaは、私立の中高一貫校である大学附属校出身です。urashimamamaとしては、中高一貫校の良さを十分に分かっているつもり。受験を意識せず独自のカリキュラムでじっくりと学習できたことがよかったと思っています。

高校受験、大学受験で周りがギスギスすることもなかったし、中高での仲良しとは未だに交流があります。だから、大切な思春期、一生のお友だちを作るには中高一貫校でないと…! という思い込みもありました。

また中高時代の友人のお子さんは、やはり当たり前に中学受験し難関私立校に入っています。旦那様もそういった私立中高一貫校や大学附属校出身の方も多いし。だから、urashimamamaの意識の中では、中学受験が王道のパターンだという思い込みがありました。

…でもこれって、ある種のプライド、選民意識だったのかもしれません…。

今になってみると、当時思っていたように中学受験をしないとお先真っ暗なことは全くありません! それどころか、そのまま無理矢理中学受験をしたら長男に良くなかったと思っています。

でも、“中学受験”にどっぷりつかっていた当時のurashimamamaにとって、“サピックスを辞める”ということは、あり得ないほど絶望的なことでした。