秋以降、中学受験の皆さんは過去問対策に取り組み始めると思います。我流ではありますが、我が家で行った過去問対策、赤本の取り組み方についてお伝えします
目次
過去問の取り組み方
- 各校5年分を3回ずつ行う。直近の過去問2年分は受験直前に初見で行う
- 直近で取り組む過去問は、紙質、サイズなどに慣れるため学校で配布(販売)されている過去問を使う
- 制限時間のマイナス10分で取り組む。当日は緊張して処理能力が落ちるので普段はマイナス10分でこなせるようにすると当日気持ちに余裕ができる。
実際に解くときに練習するポイント
最初の1~2分を使って、全体を見回す
- 大問題はいくつあるか確認する。単純に制限時間÷問題数で大問題1つに費やす時間の目安をイメージする。
- 特に理科の問題は大問題ごとに分野が違う。いきなり1番から解かずに取りかかりやすい分野からやる。自分なりに取りかかる順番を考える。
解いている最中は時計を見ながら
- 大問題ごとに実際に何分で解けているか。当初のプラン通りの時間配分で解けているか確認する。
- 横で大人が見ている時は、各問題を解く時間、解く順番、どこで手が止まったかなどをチェックし記録しておく。
過去問を解き終えた後にすること
親子で反省会
- 解けなかった所は何が原因かを確認する。知識問題は出題部分を確認し暗記し直す。記述問題は、解答、解説を確認して自分なりに文章を書き直す。
- 時間配分について確認する。解いた順番は効率的だったか、1問あたりの時間のかけ方など。
自分が解いていて感じたこと、親子で話し合った反省点などを書き留めておく
- 過去問反省会用のノートを作り、ここに書き出しておく。
- 反省会は、まるでオリンピックに挑むアスリートとコーチの作戦会議という感じで行っていました。
親がアドバイスする際の注意点
自分が解いた答案をとやかく言われるのは誰だって嫌だと思います。子供も当然同じことです。ともすれば自信を失うことにもなりかねません。そこで子供へのアドバイスで心がけていたことは以下の3つです。
- 子供のプライドを傷つけないように。できなかったことを責めない!
- 良いところを見つけて褒める。特に前回より良かった点を褒める。
- アドバイスは肯定的な言い方で。「こっちを先に解いた方がよかったかもね」、「ここが覚えられてないみたいだから、テキストで見直そう」など、具体的な方法も付けくわえて、話し合いながらやるべきことを導き出す。
アドバイスといっても、どちらかというと話し合いという感じでやっていました。そして、上から目線で子供に言うことだけは避けました。それをやられて一番荒れるタイプは私なので。私が親にされたら、あっという間に機嫌を損ねてプイッとなってしまいますから。
この取り組みのおかげで試験に向けて親子で”チーム”という感じの絆のようなものが
できていった気がします。親としても子どもの様子、子供の頑張りや大変さに気付くことができました。
この作業を繰り返し行うことで、子どもの気持ちも受験モードにシフトし、志望校の問題形式にもフィットしていった感がありました。
我が家では塾なし&親子で取り組む孤独な中学受験だったので、長男はパパ、ママの意見を素直に聞いてくれましたが、塾の先生との信頼関係が強いお子さん、すでに反抗期に突入しているお子さんは、こうはいかないこともあると思います。また、結局は不合格だったので、直前対策としては足りないところも多いかと思います。ですから、飽くまでもご参考までに(^_^)