中学受験はそろそろ終息した頃ですね。中学受験に挑んだパパ、ママお疲れ様でした! そして、残念ながら不合格だった皆さん、今は気持ちがいろいろと複雑でしょう。我が家も不合格を経験したので、お気持ち痛いほど分かります…。でも、だからこそ言いたいです。大丈夫!! 悲観しないでください!
不合格も、親子にとって大切な経験になる
不合格の結果を通して、長男は本当にいろいろ成長しました。「人生を決めるときは、本当に一発で決まる、そして結果は容赦ない」ということを心底痛感したようで、中学に入ってからの学習の姿勢は自発的なものに変わりました。思春期を迎え、体も大きく逞しくなって、一人の“男子”として人生を考え始めて、今は高校受験に向かっています。
そんな長男の姿を見ていると、母の私は、うちはあの時不合格で正解だったと思います。あの時どこかに受かってしまったら、私は今も長男を子ども扱いして「勉強しなさい!」とお尻を叩き、ずうっと偏差値やテストの点数に一喜一憂し続けていたのだろうなあ…と思いますから。
公立中学もなかなか良いもの
公立中学に進み、小学校からの仲良しと変わらず公園で遊んだりしている姿も、とても自然で微笑ましく良いものだなと感じました。中学受験で目が三角になっていた頃の私には全く見えない光景でした。
そして公立中学にも誠実に子どもに向き合って下さる先生方はたくさんいます。子どもの成長のペースに合わせて進路を考えていくには、我が息子にとっては高校受験の方が自然だったと実感します。
子どもも案外立ち直りが早い
ただ、お子さんの哀しむ姿を見ると、パパ、ママは心が痛みますよね。我が長男もそうでした。子どもは純真なだけに絶対に受かるものと疑いなく信じているんですよね。
また周りの目があると思うと学校に復帰できるか心配でしょう…。でも、その点も案外と心配いりません。受験した子も、自分の結果が出れば人のことはどうでもよくなるようです。受験をしなかった子にとっても興味の対象外。不用意に結果を聞かれる心配はそうありません。子どもの方がシンプルで実は大人かもしれませんね。
3年前、我が家が悲しみに暮れていた頃、ネット上には不合格になった人のエピソードはなかなか見つかりませんでした。そして中学受験失敗したら絶望的なコメントばかり多くて…。当時、とても不安に感じたので、さしでがましくも、そんな人たちに「そんなことないよ、大丈夫だよ」と、エールを送りたくて書かせていただきました。