家の片づけをしていたら、長男の5年生のときのサピックスマンスリー確認テストの成績表が出てきました。
我が家は4年生の春期講習から入塾し、5年生の3月までサピックスに通塾していました。
サピックス通塾経験は2年弱くらいです。
我が家はサピックス挫折組なので、あんまり参考にはならないと思いますが…当時の成績をちょっとだけ披露&反省点などをお話してみようかと思います。
サピックスの模試の種類
サピックスには以下の4種類の模試があります。
urashimamamaの記憶に残るそれぞれのテストのイメージはこんな感じ。
- マンスリー確認テスト:毎月行われる模試。前月学習した範囲から出題。この点数によりクラス分けがある。隅々まで復習してないと点取れない。
- 組み分けテスト:年3回、長期休暇の講習前に行うテスト。この結果で講習のクラスが決まる。出題範囲はこれまで全ての総合問題。かなりエグイ。
- 復習テスト:授業の理解度を確認するテスト。クラス分け無し、範囲も直近のものなんだけど、その分いじめに近い難易度レベル。
- サピックスオープン:公開模試。5年生の間は、5月、9月。11月の3回。6年生は9月~12月までの毎月全4回。本気の模試だから、そらもう大変!
やっぱりサピックスのテストって、どこからどう見てもキツイしかない!
小学生の子供にこれらのテストが毎月降ってくる!って…やっぱり大変。
子供が物心ついてない分、様々なマネジメントは親が背負わなくてはならなくて。
やっぱりコレをこなせるの、早熟な子でないとムリでしょ。
当時は無我夢中だったので、きいきゃあ言いながら子供をサポートしてどうにかやってました。
大変だけどそういうもの、乗り越えるべきものと思って必死だったけど…。
今にしてみれば、そんなこと、よくやってたよなあ!と笑
特に我が家は下に小1と幼稚園の2人の子供も抱えてたので~。
今の私ではもう絶対にできない…。
サピックス通塾当時の長男、どんなタイプの小学生だった?
サピックス入塾は一足遅れの4年生の春期講習から
サピックスへの通塾を始めたのは、4年生の春期講習から。
通常は3年生の2月から塾の新学年が始まるので一足遅れの入塾でした。
一足遅れの入塾は、特に深い意味はなく、単にurashimamamaが2月から新学年スタートと知らなかったからで。
2月スタートで4月に入塾。
ブランクは2月、3月と2か月だけ。
urashimamama、そのくらいの遅れ、まあなんとかなるでしょー!
と軽く考えていましたが…。
しかし…たかが2か月、されど2か月!
小4生にとっては2か月のビハインドを取り戻すのがとにかく大変!
そしてそれによって苦手意識を作ってしまったのかもしれません…。
長男はマイペースでこだわりのあるB型タイプ
長男は、元々の性格はマイペースなB型の典型。
のんびりしているところがありますが、何事も自分自身で納得しないと絶対にやらないタイプ。
束縛されることも大嫌い。
ある意味自分があっていいな~とは思いますが…要は頑固。
その一方でやりだすととても丁寧に取り組みます。
それはいいことですが、時間がいくらあっても足りない!
で、難しい問題も投げ出さずにやることはやるんだけど…延々とやってる。
次の問題に移ろうよっていっても聞かない。
で、そうこうしているウチに疲れちゃう…www
そんなことの繰り返しなので、あのサピックスの大量の宿題をなかなかやりきれません。
それに元々タスク型の作業をコツコツとこなすのが苦手なタイプ。
なので、基礎トレを毎日やるのも一苦労でした。
なので、来週の授業までに宿題終わらせないと!と気負っているurashimamamaはついついイライラしちゃってましたねえ。
実は競争がキライ
そして、最近長男本人から聞いて初めて知りましたが、“競争”って意識させられると途端にやる気なくなるんだそうです。
だから当時のサピックスの宿題も「やらなかった」んだそーです。
ふーん…そうだったのねえ~。
…って、それって受験なんて全然向いてなかったんじゃんよぉ!!!( ;∀;)
長男、勉強好きなタイプだったし、理数系に強かったのでコレは中学受験行ける!っと思ったんだけど。
しかも長男自身も受験したいって言ってたから入塾したじゃんー。
…まあコレは親が無意識の内に長男を洗脳していたからでしょうが。
ということは、urashimamamaは当時励ますつもりで「上のクラスに上がるんだぞー!」とか「最後は競争よ!」みたいな言い方をよくしてましたが…NGワード連発だったってこと…!!
こう振り返ってみると、長男には小学生で受験勉強させるべきじゃなかったんだなあ~。
urashimamamam全然現実が見えてなかったなあ~。
ホント、独りよがりだったと思う。
ゴメンよ、長男…。
マイペース長男、テストの受け方も大変でした!
そんなマイペースなタイプなので、テストを受けるときの要領もイマイチでした。
長男、時間内に1点でも多く取るという意識がどうしても希薄!
なので、分かるところから解く、一つでも多く解くということがいつまでもできない。
で、解き始めると夢中になって時間を忘れる。
なので、分からないところで引っかかったまま時間終了ばっかり。
しかも分かる問題があると知りながら、そこに手を付けないこともしょっちゅう!
こんなだから、なかなか点数に結び付きません。
…要するに、子供らしい子供だったってことなんでしょうけど~。
今考えると、そんな子によくやらせてたよなあ~と。
自分の根気にも驚き(笑)
今のurashimamamaだったらもうヤメヤメーってなっちゃう。
しかも、最近長男が話してくれた「競争となると萎える」というコメントによると、この長男の様子は「もうイヤなんですけど~」ってメッセージだったのかも…。
そんな長男のサピックスマンスリー確認テストの成績は?
そんな長男のサピックスのマンスリー確認テストの成績、ざっくり書き残しておきます。
偏差値をまんま出すのは長男から絶対NGと言われてしまいましたのでザックリですが(;’∀’)
でも、偏差値低くてびっくりだと思います~。
でもね、サピックスは他塾より厳しいので偏差値は普通の塾の-10で示されると見てください~。
我が家では、まずマンスリーテストの成績を安定させることに重点を置いて取り組んでいました。
クラスの昇降にも関係しますし。
確か、4年生の最後の組み分けテストでこれまでの最低点を取ってしまいクラスがドカンと2クラス下がってしまったので、urashimamamaはショックを受け真剣にサポートを始めました。
5年生は母子二人三脚で真面目に取り組んでいたころです。
4科合計偏差値
見つかった中で一番最初に行われていたマンスリー確認テストは5月。
偏差値は46.0…汗。
…とてもブログで公開できるような偏差値ではないでしょうwww
しかし6月以降、は54.0~58.0の偏差値を高め、低めを毎回交互に取っていました。
長男、偏差値相当苦戦したって印象が強かったのですが、こうやって時間を空けて、そして一通り受験が終わった今あらためて見てみると、
そこまでひどくなかったのでは?
5年生だったらこんな感じで十分だったんでないの?と思ってしまいました。
ガリガリ勉強してたわけでもなかったし、5年生でコレだけ取れればOKだったかも。
実は科目別では成績優秀者にランクインしていた!
4科目偏差値40台後半のときでも、科目別の点数では成績優秀者の最後の方にランクインしている科目もありました。
4科目偏差値50台後半取れているときは4科目とも成績優秀者に入っていることもありました。
成績優秀者といっても、その中では中位~下位レベルですが。
この「成績優秀者」というのは、名前は公表されるものではなく、点数と偏差値とその点数を取っている人数のみ。
平均してみると大体偏差値は53以上取れてると載るみたいですね。
なので、長男と同じ偏差値取っている子が何百人も、千人以上もいたりするわけですが。
でもランクインしていることは事実!
しかも長男苦手科目が特に無いタイプなので、各科目入れ替われりながらまんべんなく入っていました。
ここ、もっと派手にほめてあげるべきだったんだあ!
でもね、成績優秀者の一番トップは75.5とかスゴイ!
ウチ、載ってるっていってもそれぞれの科目の60前後ですから…。
確かにサピックスは層が厚い。
上には上がいることをほんっとうに思い知らされました。
その上、長男の通っていた校舎も層が厚かったようで、なかなか良い成績が取れても、なかなかクラスが上がれませんでした。
だから成績優秀者となる点数を取れていても全然実感なかったな…。
当時のurashimamamaはテストの度に凹んでいた記憶しかない
urashimamamaはテスト結果が出るたびに、壁は厚いなあ…と毎回凹んでいた印象があります。
多分、憧れは麻布、栄光だったので、単純に「どうして偏差値60取れない?」と偏差値ばっかり気にしていたんでしょうね。
自分の子を買いかぶり過ぎていたwww
それと、クラスがなかなか上がらなかったのも気になっていました。
マンスリーテストは、どんなに素晴らしい点数取っても1クラスしか上がれないし。
わずか1点足りなかったせいでクラスが上がれないこともあったし。
ご近所で一緒に通っていたお友達2人が2人ともアルファだったから、そのプレッシャーも多分にあったと思います。
その子たち、最終的に国立医学部だったり日本の最高学府に入られたので、urashimamamaが比べているのもおこがましかったんですがwww
それでも歯を食いしばり、毎月のマンスリー確認テストでクラスが上がるよう努力していました。
その成果もあり、マンスリー確認テストの度に一つずつ階段を上がるように、クラスを上げて言っていたのですが、何か月かに1回来る、範囲指定なし、点数のみでクラスを分ける難易度高の「組み分けテスト」が来る度に、これまで上がってきたクラス分ドカンと後退する…ということを繰り返していました。
これは親子でかなり凹みましたねえ~。
そして、割と調子よく点数が取れた時期でも最終的にはαクラスには及ばず。
2番目のクラスまでしか到達できませんでした。
通塾していた校舎も層が厚かったようで、クラス替えはかなり厳しかったです…。
まとめ urashimamamaの反省点
こうやって時間を置いた状態で見てみると、当時urashimamamaが悩んでいたよりも、長男そこそこできてたんじゃないのお?という印象。
この時期は大らかに、決して叱らず、褒め褒めしまくっていればよかったのかなあと思います。
大人目線で、点数や偏差値について言い過ぎた気がする。
urashimamamaが偏差値やクラスの昇降に囚われ過ぎていたんだなあ…と実感しました。
良くなかったなあ~と反省。
第一子だからどんな成長曲線を辿るか分からないのでついつい不安になってしまうのですが…小6の受験期に入るまでは、親子ともに周りを気にしちゃダメ!とつくづく思います。
どうせ4,5年生のうちは点数や偏差値でクヨクヨしてもムダだしwww
それと当時のurashimamamaは中学受験しないとダメっ!と思い込んでいたので、それもまた良くなかったです。今のurashimamamaは、当時の自分に、中学受験が全てじゃないから大丈夫だよと力を込めて言ってあげたい。
中学受験で子供本人が前向きに頑張れるなら、もちろんそれは願ってもないこと、中学受験するのは良いことと思いますが、どうも本人の気が進まないようなら高校受験も大学受験もある。
子供の本人の良いタイミングで頑張れれば、どこで入っても同じ!
それを親の思い込みで無理に中学受験させるとかえって良くない成果になると思います。
中学受験で4年、5年のうちでは学習内容で理解しきれてない部分や苦手分野をきちんと炙り出して克服しておく必要はあります。
模試はそのためのもの。
成果を気にしてクヨクヨする必要は全く無い。
クヨクヨしたらそれは子供にとってマイナスでしかない。
偏差値やクラスの昇降、クヨクヨ、ハラハラさせられる要素は多々ありますが、それを気にせず子供の良かったところだけを見つめて、ちょっと子供が勘違いするくらい褒めて自信をつけてあげる必要があると思います。
冷静に判断するのは、6年生になってからで十分。
そういう意味でも、中学受験ではつくづく、親同士の距離は取った方がいいかなあ~と思います。
こんな様子でやっていて、成績的にはパッとしないまま中学受験を迎えた長男ですが、中学受験で不合格となった後、本人やっとそこで悔しい!と思い知ったようで、高校受験サピックスでは、中1で入塾した当初からサピックス偏差値64.0~65.5をキープしていました。
その後もまあ、いろいろデコボコはありましたが…。
でも少なくとも小学生の間、なかなか良い成績が取れなくても、それが必ずしも本人の能力の限界を表しているワケではなかったんだなあ、落ち込む必要なかったわ~とつくづく思います。
中学受験で偏差値を気にしてクヨクヨしているママさんたち、沢山いらっしゃると思いますが、urashimamamaは反面教師ということで、大らかに構えているといいかなあ~と思います。