【 首都圏 高校受験 2021】今年の傾向はどうなる?urashimamamaの予想

コロナによる休校措置が解除され、やっと普通通り学校生活になりつつある…というところで、もう11月。

中学3年生はそろそろ志望校の最終確定の時期ですね。
学校説明会もままならない中での志望校選択はかなり大変だと思います。

コロナ禍により、恐らく今年度の受験は今までにない傾向が見られるのではないかと思いますが、今年はどんな傾向になるか、urashimamamaなりに一保護者の目線から予想してみます。

 

2021年受験:冒険は好まず“堅実”な受験傾向に

コロナの感染拡大、これは今年に限らず暫くは警戒が必要です。
そして経済的ダメージも大きい。
その影響はすでに各方面、あらゆる業種に及んでいますが、まだまだ序の口。
今後も一層広がりを見せるでしょう。

いつになったら経済が回復するかも分からない。
むしろ大変なのはこれからとも言える。
まさに先が見えない状態ですよね。

このような状況下では、固定費は極力小さくと考えるのが定石。
固定費とはイコール教育費。
志望校選択もなるべくお得に、そして損失はなるべく小さくと堅実志向になると考えられます。

具体的にどんな傾向になるかというとと以下の4つの傾向が予想されると思います。

1.なるべく近くの学校を選ぶ

再び感染者数が増加した時のことを考えると、なるべく感染リスクの少ない環境で通学させたいと思うもの。

  • 電車に乗る時間はなるべく短く
  • できればターミナル駅を使いたくない

そんな考えから遠距離通学はなるべく避けるだろうと思われます。

実際に2011年の東日本大震災以降、暫くの間は遠方の学校の受験を控える傾向にありました。
長男の中学受験は2013年だったのでよく覚えていますが、それまで人気が右肩上がりだった渋幕中が2012年以降受験者数が頭打ちになりました。とは言っても難関校に変わりありませんが、これまで何十人レベルで年々増加していた受験者の伸びがストップ。これは遠距離通学を敬遠し、東京都からの渋幕受験者が激減したためと分析されていました。

ちなみに公立高校では、近隣に住む生徒は自転車通学を選ぶこともできます。
このコロナ禍では自転車通学を選べるという点でかなりメリットかも。

我が家の次男は、横浜翠嵐高校から志願変更して川和高校にしましたが、川和高校は結構近いので自粛解除後は自転車通学しています。
雨の日はもちろん電車を利用しますが、どうせそんなに長く乗らないし。
通学時間が短いって、すっごくすっごく安心!
長男の慶應も近かったので安心でしたが、またさらに安心を実感。

実際に入学してみて次男には翠嵐より川和でよかった!と思っていますが、学校が近い点では特に翠嵐じゃなくて川和でよかった!!と心底思っています。

以前にも「中学・高校 学校選び:通学時間は重要なキーポイント!1時間以内が理想。そのメリットは?」で書きましたが、通学距離が短いことの重要性を再認識。

普段は気にならなくても、今回のコロナ然り、非常事態が起こると途端に通学距離が不安要素になるものですからね。

urashimamamaとしても、偏差値より通学距離を考慮することをお勧めします。

 

2.私立より公立傾向に

教育費は極力少なく、リスクは少なく…と考えて私立よりは公立をと考える家庭が多くなると思います。
とくに中堅レベルではその傾向が強くなるのでは?

ちなみに、2020年の受験でも、周囲の傾向を見ていると長男の時と比べて堅実傾向だな~という雰囲気でした。
次男も公立派でしたが、上位層でも早慶よりも公立を狙うパターンが増えて堅実になっている気がしました。
恐らく長男の親世代はバブル世代が多く、次男の親世代はバブルはじけた後の世代が多いからかなあ~と勝手に思っていましたが。

その傾向、今年度はコロナ禍の影響でさらに拍車がかかるのではと思います。

 

3.受験校の数は少なめに

オープン受験の生徒は、志望校と同レベルの高校を多数受験しますが、感染リスクを抑える、受験料も極力抑えるという考えから、一人あたりの受験校が従来のパターンよりも少なくなるだろうと考えられます。

urashimamama長男もこの時期に受験だったら、受験校をシビアに絞ったかも。

そんな感じなので、きっと早慶附属などを記念受験する層は従来よりも減ると思われます。

 

4.大学附属校の人気は堅い

私立より公立という流れもある一方で、難関校受験では大学附属校の人気は高くなるのではと思います。

このコロナ禍、3年後の大学受験でもどうなっているかは分かりません。
そして大学受験改革も、未だに結局どうなるの?って感じにモヤモヤした状態のままだし。

となると、入れるならここで決めちゃえー!
と、大学附属校を狙って大学受験は回避しようという流れも大きいのでは。

ここで附属校に決めちゃえば、受験費用も予備校代もセーブできるわけで。
3年後を見越した上での節約志向です。

なので、トップ層は開成や国立よりは早慶附属に人気が集中するのではと思います。

 

2021年高校受験 urashimamama予想まとめ

2021年高校受験はとにかく堅実志向!

  • なるべく近場
  • 私立よりは公立
  • でも附属校は大学受験回避のため人気沸騰

という流れになると思います。

そして、感染リスクを避けるため、オープン狙いの受験者も受験校数を絞ると考えられるので、私立難関校受験は本命同士の争いになるのではと。

記念受験がいない分、受験者数は抑えられ、倍率は少なくなったように見えるかもしれませんが、合格可能性高の受験者しかいない本気の闘いに。
実際の競争率は激化するのでは。

結局世の中どう転ぼうとも大学附属は強いのねー。

中3の皆さんは、不自由な中、不安も大きいかとは思いますが、それぞれが最善の志望校選択ができますように!
応援しています。