中学受験で通塾を始めるとママ友関係にも微妙に変化が。
これまで仲良しだったママ友との関係がギクシャクしてくることもあります。
ママ友関係、なるべく面倒な思いはしたくありませんが…
トラブルに巻き込まれくないようにするには、どうするべき?
urashimamama長男の中学受験の頃を思い出してみながら考えてみたいと思います。
自身の反省も踏まえて…。
塾通いのママ友トラブル 火種はコレ!
子供の学力レベルが見えてしまう
殆どの進学塾では、模試の成績でクラス分けされます。
塾によっては成績上位者を校舎内で貼り出すことも。
中には、受付スペースの、来訪者にも丸見えな場所に貼り出す塾もあります。
また教室内の席次が成績順という塾も。
大手ではN研はそうみたいですね。
urashimamama、以前N研の入塾説明会に行った時にそう聞きました。
まるで宝塚じゃんーっ!!と驚きました(笑)
塾側の言い分としては、ひたすら純粋に
「生徒のやる気に火をつけるため!」
だそうですが…
現実は、そんな美しい話で終わるハズもなく、
子供たちやママたちの心の中に何かしら鬱屈したものをもたらしていくものです…。
子供の偏差値レベルがママカーストに直結
特に中学受験の場合、子どもはまだまだ幼いので、日々の学習管理や成績管理は親が介在するもの。
しかし4,5年生の子どもの学習管理なんて、
殆どの子供は受験への自覚がまだ無いので(ってかまだ全然意味分かってませんね)、
親が必死になってはっぱかけたり、なだめすかしたりしてどうにか勉強させている状態。
そんな状態なので、親は必死になるあまり、
いつのまにか子供の受験のハズが自分の受験になってしまっている親も多いです。
現に中学受験に取り組んでいた頃のurashimamamaは、まんまそれでした…汗
で、そういう思い入れをしてしまう人の中には、
子供の成績=自分の価値となってしまってる人も結構いて、
さらには、子供のデキるデキないでママの序列をする人も。
こんな話、外から見たらウソみたいなバカバカしい話ですが、
こういう人、なぜだか確実に、一定数いますね…。
成績上位者の母は「主」?として君臨…
塾の保護者会では、上位クラスのママが幅を利かせているという光景がちょいちょい見られました。
urashimamamaが長男の中学受験でサピックスに通っているとき、
幼稚園で一緒だったママさん達何人かに再会しましたが、そのママ達は揃ってアルファクラスで。
保護者会で会うと、彼女たちは誇らしげ~な感じで、最も中央の見えやすい場所にズラーッと並んで座って陣取っていたなあー。
いわゆる“上座”ってこと?(~_~;)
…何か独特の威圧感がありました。
urahimamama長男、アルファクラスではなかったのでurashimamama自身が卑屈だったのかもしれないけど。
でもurashimamamaと同じ小学校のママでお子さんがアルファクラスのママもその方達を見てビビっていたので、urashimamamaが過敏に反応しただけでは無さそう。
そのママ、二人目のお子さんでサピックス経験二度目だったにも関わらず
「何、アレ…??」
と驚いてたので、やはり相当なもんだったと思います。
urashimamama、貴重なモノを見たかも(笑)
そのママグループ、保護者会後は必ず先生に食いついて質問していたし。
いわゆる「主」ってやつですかね(~_~;)
こっちも質問したいことがあるのになかなか順番回って来なくて大変だったな~(笑)
塾のランクでもマウントが
また小学校では、どこの塾に行っているかでマウントするママもいましたねえ…汗。
urashimamama家のエリアではN研が最も近く、N研人口が多い。
小学校の行事や保護者会ではN研ママ達がよく固まっていましたね。
固まること自体は自然なこと。
それは別に構わないのですが、
その中にたまーーに、でも必ず一定の割合で濃~いママがいて、
そういうタイプの方が中心に座して、
なんとなーく他塾の人をマウントしている印象がありました。
これは次男、長女のときもそうだったので
不思議と必ずいますね。
何だろね?アレ。
具体的なマウント状況を言うと、
N研を基準に上下で判断していたみたいですが
- サピックスは最難関塾なので、アンタッチャブルな存在。黙って距離置く。
- 早稲田アカデミーは次点。同じくアンタッチャブル。黙って距離置く。
- その次が日能研。←ここ基準 仲間だから従える。
- 次が四谷大塚。張り合いつつ値踏みする。
- 栄光ゼミナール ちょっと下に見る。
- その他の塾 下に見る。
- 塾に行ってない人。圏外。話ししない。
…て感じ?(^_^;)
コレ、要するに各塾のターゲットとする学校レベルをそのまま反映しているだけで
個人と全然関係無い!
今考えるとちょっと笑っちゃうんだけど…www
実際に、その他の塾で御三家入った子もいるし、
中学受験しなかった子たちも、早慶以上に結構たくさん入ってますから。
このマウント、ホント、ナンセンスwww。
N研ママ全員が彼女に迎合して他者を排除ということはさすがにありませんでしたが、
その濃いママの発信力が強いのか、
学校で固まっているときには、何やらそういった排他的な雰囲気がありました。
この集団になっての威圧感、
urashimamamaのこのケースだけが特殊というわけではなく
またN研だからという話でもなく、
どこでもあり得る話し見たいです。
たとえばサピックス人口が多い学校ではサピックス勢がそのような雰囲気を作ったりと…
どうも集団になるとそうなるみたい。
塾のせいでなく固まってるのがそうさせる。
後々聞くと、N研ママの中でも、
その方に振り回されて困ってる人がいたみたいですね。やっぱり。
そういう面でもurashimamamaは隣の駅のサピックスを選んでいてよかったーと思いました。
こうやって振り返ると、
urashimamama長男の中学受験のときは
サピックス→塾なしとなりましたが、
そのような濃いママにとっては我が家の存在は
捉えどころが無くて気持ち悪かったんだろうなあ~。
だから、
6年生になったとき息子はちょいちょいそのママのお子さんに張り合われたり
嫌な思いをしたんだなあ~と…思い出しました。
不安だからと情報共有のつもりで群れると…詮索されてる?
中学受験では
- 子供の成績管理・学習管理は親の役目(自分ではやれない)
- 子供が最終的にどこまで伸びるのかは未知の世界
ということから、特に子供が小4,5年生の間は、暗闇の中を手さぐりで進んでいるような状況。常に不安との闘いです。
そして、元来女性は一緒に群れていたいタイプが多いかと思いますが、
こんな不安も相まって
「思いを共有したい」
とママ達は積極的に情報共有したり、群れる傾向にあります。
でも友達のフリして腹黒い~なんてママも、中にはいますよね。
情報共有しているつもりが相手に詮索されてたり、
本当に必要なことを教えて貰えなかった…なんてこともあります。
同じラインに立っている同志のようですが、ライバルでもあるので。
実はライバル心でギラギラしている人も多い。
っていうか、この状況下では多くの人はメンタル的に余裕が無いので、
そういう反応になっちゃう人も少なくないんだろうな。
我が子と自分を守ろうとして。
そういう人にとっては、純粋に人を信頼してコミュニケーションを取ろうとする良識ある人の態度が、もうそれだけで不快かも。
その人の気持ちを逆なでているのかもしれませんね…。複雑ですね。
相手がどう取るかは全く思いもよらない。
なので「お友だちと一緒に」というキレイ事は求めない方が身のためだと思います。
通塾でママ友トラブルに巻き込まれないための6つの対策
塾がらみでママ友トラブルに巻き込まれないようにするためには、
ズバリ!
ママ友とのグループ行動は避ける!
これに尽きます。
だからといって知ってるママ達を塾では知らんふりしろということではありません。
そんなことしたら、むしろあなたがトラブルメーカー(笑)
そういった極端なことをするのではなく、
お互いを知り過ぎない方がいいということで、
ディープな話をしなければならないシチュエーションに陥らないようにすることが大事。
対応はいつも通りにここやかに。でもどこか淡々とを目指しましょう。
それには以下の6つのポイントを押さえておくべきかと。
1.なるべく個人の成績を公表しない塾を選ぶ
通塾すると我が子の成績が知られてしまうのは仕方の無いことですが、
なるべく成績を貼り出すところは控えた方がいいかなあと思います。
我が子の成績が知られるのも気になりますが、
それよりも、お友だちの成績が我が子に比べて上だという事実を目の当たりにさせられると…なんとなーくストレスに感じるものです。
なるべく具体的情報が入らない環境を求めた方がいいと思います。
2.学区内の塾(校舎)をなるべく選ばないようにする
通塾していると成績が分かってしまうのは仕方の無いこと。
ならば、なるべく知り合いのいないところを選ぶ、
まんま地元でない塾を選ぶのもひとつの方法です。
成績優秀者が貼り出されていても、知らない子ばかりなら、親はそんなに心乱されずに済みますからね。
urashimamama、そういった意味でも隣の駅前にあるサピックスを選びました。
3. 塾の受付スペースでのお迎えは控える
塾の授業終了時刻は夜8時過ぎ。
通塾にはお迎えが必要になりますが、
塾の真ん前や、受付スペースで子供を待つのを習慣化すると、
そこにママ友がいれば会話に仲間入りすることも習慣化…結果ストレスにつながります。
なので、少し離れた場所で待つことがおススメです。
車の中で待つとか、塾か自宅の最寄り駅で待ち合わせするとか。
塾の前で待つことにしても必要最低限の時間に留め、子どもを見つけたらササーッと退散。会話するスキを作らない方がいい。
urashimamamaは下の兄妹がいたので、基本的に自宅の最寄駅でお迎えしていましたが、
ママ関係を考えるとその方法かえってよかったみたいです。
urashimamamaと同じ小学校のママは車で直接お迎えしていましたが、受付スペースで例の保護者会の“主”のママグループに会い、結構当てられた…と言ってました。
そのママグループに話しかけられたのも、
urashimamamaつながりと認識されていたからだったようで…悪かったわ~。
4.噂話に振り回されない
塾のお迎え時や学校の保護者会でのママ達との情報交換は楽しいし、心強く感じることもありますが…
でも、結局は単なる噂話だったり結構ムダ情報が多い。
中には都市伝説気味のものもあるし…。
そして、安心したいから話すものの、かえって惑わされることの方が多い気がします。
同じ「受験」という大きな目標に向かって頑張っているママ同士、
思いを共有するのはいいけれど、
飽くまでもその場の会話を楽しむ程度で真に受けず
ライトにつきあう方がいいかと思います。
5.聞きたいことは直接塾に問い合わせ
ママ同士の情報交換、一見心強くはあるけれど、
結局は伝言ゲームで正確性に欠けていたり、
肝心な部分が抜け落ちていたり、
中には実は腹黒い人がいて、意図的に大事な情報を教えて貰えなかったりも…
惑わされることの方が多いものです。
また情報交換することによってお互いの子供の状況が見えて、
心穏やかでなくなることもあります。
なので気になることがあったら塾に直接問い合わせするのが賢明です。
結局その方が早いし!!!
6.子供と自分とは別!と割り切る
コレ、一番大切なことですが、一番忘れやすいこと!
子供の人生は子供のもの!子供と自分は別!と一線を画すことが大切です。
中学受験では、子供と一心同体になって頑張らないと
なかなかやりきれないものですが、
でも頭のどこか片隅に「子供は子供、自分は自分!」という意識を持ち続けないと。
まあ、我が子のことですし、
当たり前のようでこれがなかなか難しいのですが~。
だからこそ意識的に努力することも必要。
ただ、子供への思い入れが強かろうが弱かろうが、
ママ自身の心が安定していればいいわけで。
そのためにも、心乱されないように同じ塾のママ友とはあまり深い話をしない方が良いと思います。
まとめ
要するに、母親自身の“個”がしっかりしていることが大切なのでしょうね。
不安が強いと人に頼ろうとして誰かと群れたくなる。
しかし受験はそれぞれの学力レベルや家庭の価値観で判断が変わります。
まったく同じ状況の人はいません。
しかも優劣が付き物なのが“受験”。
「一緒に頑張る」こと自体がムリな話。
一緒にいようとするからこそ、不協和音が生まれます。
何があろうと「ウチはウチ」と思えることが大事。
「ぼっち」でいい!と思えるくらいでちょうどいいのだと思います。
しかし、子供はダイナミック!子供の可能性を信じて!
このような感じで、中学受験ママたちは子供の学習面以外にも面倒なことに巻き込まれがち、ストレス抱えがちですが…
実は子供はダイナミック。
大人のそんな、ちまちましたしょーもないやりとりなんて平気で吹っ飛んでしまうような成長ぶりを見せてくれることが受験では起こります。
子供も小6前後になるとでいわゆる“物ごころ”が付き、これまでとは少し雰囲気が変わってきます。
物事を内省するようになってくるというか…言われっ放し、やりっ放しな感じが無くなってくる。
さらに受験本番が近づいてくると、子供自身に“スイッチ”が入ります。
これまで遊びに夢中で全然勉強しなかった子が、自ら机に向かうようになり、
飛躍的に伸びて成績上位に躍り出るということも。
なんだ、あんなに言わなくても時が来ればやるようになるんだっ!!
と思わされることがありますよ(*^。^*)
なので後で振り返ると、4,5年生の頃の母の不安は取り越し苦労だったと思うことが殆ど。
心配し過ぎてかえって親子関係がこじれたり、その後の飛躍の芽を摘んでしまっていることもあるし…母の不安はあまり良い影響がありません。
だから、なるべく放っておいてあげる方が実はいいんだなあと、
全て終わってからurashimamamaは反省させられました。
あまり心配し過ぎないようにして、なるべく子供に任せる。
そうするためにも、
ママ達と情報交換はムダに心配を煽られてメリットないかも~。
子供のダイナミックな変化で相関図も劇的に変わる
また、伸びる子がいる一方で、これまでトップクラスの常連だった子が転落するというケースも珍しくありません。
そういう子に限って、ママが過剰に熱心だったりするんですよね…。
それまでの成績はママの熱心さゆえの作られたものだったということなのでしょうけど。
この子供たちの劇的な変化により、
群れているママ達の関係にも亀裂が生じ崩壊…なんてことも。
もちろん崩壊するときにはトラブルが付き物で、
そんなときに面倒な話しに巻き込まれないようにするためにも、
同じ塾のママ達とは適度な距離で。
深入りしないようにするのが得策です。
先に述べたサピックスの保護者会の“主”たちも
その後分裂したようでした。
後で聞いたら最もボスなママのお子さんの成績が伸び悩み
結構面倒なことになってたらしいです。
そのトラブルについては、機会がありましたがまた別記事で。
ただ、“主”グループのボスママも、幼稚園で一緒だった時は決して怖いママではありませんでしたね。
むしろ面倒見の良い優しいママでした。
面倒見が良いということは、裏を返せばボスだったってことかもしれないけど。
しかし、思い出して冷静に考えると、彼女はすごーく真面目だっただけなんだろうなあと。
不安な中、すごーく熱心に親の務めをこなしていて、
だからこそ報われたくて、
頑張りをアピールしたくてその結果、
周りにプレッシャーを与えてたってことかも。
彼女自身が自らグループ行動を取ることで、
自分でハマったってことかもしれないなあとも思うのです。
ママ友とつるまなければ、ただのしっかりママだったかなあと思う…。
そんな感じに惑わされることが多いので、
「一人でも大丈夫」な自分をしっかり持つことが大切だと思います。