神奈川県では、
- 6/16 に全公立展
- 7/14 に全私立展
が開催されました。
東京都でも8月に私立中学校の合同相談会があるようですね。他の地域でも、中学・高校の学校紹介イベントがいくつかあると思います。
そういった学校紹介イベントに参加した皆さまは、かなりの学校数のパンフレットをゲットしていると思います。urashimamamaも全公立展に伺い、大量にパンフを貰って帰ってきました。
イベントに参加して、どんな学校があるのか、その存在を知ること自体大きなメリットですが、その一方で、沢山学校があり過ぎて、大量に資料を貰い過ぎて、結局、やっぱり、よくわからなーいっ!(>_<)となっている方も多いのではないかと思います。
urashimamamaも細かく見るのが苦手なタイプなので、まさしくその分からなーい!(/_;)となる一人…。
そんな自分の経験&反省を踏まえて、貰った資料をどんな感じで読み込むといいか? 分類するといいか、資料の活用方法をお話ししてみようかなあと思います。
ただし、urashimamamaは本当に、呆れるほど大雑把で面倒くさがり屋。フィーリングで感じるだけの人なので…正確に緻密に読み解こうと思われている方、データ整理が得意という方にとってはどうってことのない情報、むしろ雑なやり方だと思いますので。全く参考にならないと思います…。スル―して下さいね。
飽くまでも「この人、こんなことしてるんだあ~」的な感覚でお読みください。
合同説明会、行ってもモヤモヤしてしまうのは学校ランクが見えないからでは?
こういった中学高校の合同説明会イベントに参加すると、各学校の資料が揃うのはいいけれど、訪れる前よりも一層漠としてしまう…ということがあります。特に初めて訪れる方にとってはそんな感じではないでしょうか?
なんでそんなモヤモヤな気分になってしまうかと言うと、それは、全ての学校が横並びに展示されていて、それぞれの学校のランクが把握できないからに他ならないと思います。
その学校を知る入り口として、受験者側が最も知りたいことは、
- その学校の難易度レベルはどれくらいなのか?
- 我が子の志望校として考えられるレベルの学校なのかどうか?
ハッキリ言ってこの2点に尽きると思うのに…。
レベルでザックリと学校を絞ってから、校風、設備などの環境を見比べて志望校を決めていきたい。
絞るまで行かなくても、どこがどんな感じか、イメージ相関図を作り上げるにはランクで分類したいものなので…。少なくともurashimamamaはそんな感じでイメージづけるので。
でも、現実には偏差値ランク順に学校を並べて展示なんてしていません。そんな露骨なことはできないと考えられるのでしょうね。受験の難易度が全ての価値ではないって道理で…。
その上、どこの学校でも“グローバル化”を謳い、部活動が盛ん、学校行事が盛んなことをアピールしているので…ますます分かりにくい。
で結局、頑張って行った割に、どこがどこなんだか分からないままだなあ~という感じで、持ち帰ったパンフが部屋に山積みになってしまったまま…という現象がよく起こります…。山積みどころか袋に入れたままということもあるかも…。
成績レベルを見比べるには大学進学実績をチェック
そこで、その学校がどの程度のレベルなのか、ざっくりとイメージを掴むのに有効なのは大学進学実績です。
学校案内パンフには入学のための偏差値なんてどこも公表していないので(偏差値は塾などの団体で出している数値で統一されたものでもありませんので)、学校案内の資料から学力レベルを測る手掛かりは大学進学実績のみとなります。
具体的にどんな感じで数字を掴むかと言うと、以下のやり方でザックリとやっています。
大学進学実績の読み取り方
ひとつずつの学校で見比べるのではなく、大学をグループごとに見る
東大は何人、慶應は何人、と単一の学校で実績を見比べるのではなく、学校をグループ別に捉えて見比べるといいと思います。
グループとは、もちろん難易度別で。
- 東大・京大・東工大
- 旧帝大
- 早慶上智ICU
- MARCH
- 日東駒専
と、よく言われるランク別にグループ分けして実績を見ます。
実績人数で、現役と浪人とを分けて表示されている場合は現役人数を優先にチェックした方がいいと思います。
中堅校はMARCHを基準に
難関校は、もちろん東大京大、早慶に多くの生徒数を入学させているので、トップ校への入学実績でその学校の優劣を計ることができると思います。
でも、そういった学校は、展示イベントに出向くまでも無く、難関校として誰もが知っている有名校ばかりですよね。
おそらくこういった学校展示で、一体どんなレベルの学校? と確認したくなるのは、いわゆる中堅レベルの学校だと思います。
このような中堅校が展示されている中で最も層が厚く、そしてどの学校も印象が良い。なので一層ワケが分からなくなるのです…。
そこで、それぞれの中堅校がどんなレベルかを測るには、MARCHの進学実績を軸に見ると良いと思います。
先日、urashimamamaがある塾の講演会に伺ったときにも、講演されている先生が中堅校の選び方としてMARCHの実績を要チェックとおっしゃっていました。urashimamama、「お!正解だったよ、私」とちょっと自信になりました。
中堅校でも、東大、京大の進学実績が出ていることも、もちろんあります。でも毎年コンスタントな数でなかったり、1人いるかどうかの人数だったら、その実績は学校の力というより個人の力量によるところが大きいと解釈。
なので学校のレベルを計る指標としては、MARCHにどれだけの人数がコンスタントに入っているかがキー。
かなりまとまった人数が入っているようなら、進学への意識が高い中堅校と考えられます。指定校推薦の枠も多いかもしれません。
さらに日東駒専の実績もチェック
さらに日東駒専の実績人数もチェックしてMARCHと、どちらの方が比率が高いかを確認するといいと思います。
そうすると、その学校では
- 一握りの上位層がMARCHに入っているのか
- 中位層でも十分にMARCHに入れるのか
が見えてくると思います。
MARCHに入る層が厚いようなら、なかなかの進学校だと解釈できますね。
実力派と見られる学校はMARCH実績に対する東大、早慶など難関大の実績とも比較
MARCHにまとまった人数の実績があるとしたら、あらためて東大、旧帝大、早慶、上智などの人数も確認してみましょう。
そうすると、
- MARCH多数でより東大早慶に近い学校か
- MARCHが主流か
も見えてくる。
そのようにして各学校を見比べて見ると、大体の学校のレベルの相関図が見えてくると思います。
さらに偏差値を絡めると…見えてくるもの
塾の情報誌なので、各学校の偏差値情報を持っていれば、偏差値と大学進学実績と照らし合わせてみます。
中堅校の中には、偏差値がそう高くないのに、進学実績が良い学校と言うのがいくつか見られると思います。
それがまさに、“入口が広くて出口がいい学校“、“おトクな学校”ということです! 近くにそんな学校があるか是非探してみて下さい。
学校の名前やイメージだけに捉われずに、こんな感じで資料をじっくりと見比べてみるといいと思います~。
親の本音からすると…
お子様が第一子の方で、地元出身者でない人にとっては(=長男受験時のurashimamama)、通学可能圏内にどんな学校があるかさえ、全く知らない状態なので…
そういった受験初心者の本音としては、学校展示では、ザックリとでいいので偏差値ランクの帯別にグループ分けして展示して欲しい! …というのが本音でしょうね…(~_~;)
偏差値基準でグループ分けしてブースを並べてくれていれば、同レベルの学校を見比べるのに一目瞭然ですし、志望校の偏差値を基点に、それより上の学校、下の学校と様子を見比べたりもできる。そのように見られると、どこがどんな学校なのか認識しやすく、併願校の学校選びにも非常に有効なのでは…と思いますが…。
そんな感じで各学校を認識した状態で
- 自宅から通える範囲か
- カリキュラムや学校活動について
等深く掘り下げて調べて行けるのが理想…。
こういった展示に行くたびurashimamamaはいつも思っちゃいますが…それはさすがにできないんでしょうかね。