2018年高校受験 首都圏難関校の入試日程

10月も下旬となりました。各高校の募集要項が出揃い、それぞれの入試日程が明らかになりました。現中3生のご家庭の皆さまは、各学校の入試日程を見ながら志望校の絞り込みをしていることでしょう。

2016年の高校受験で、実際にコマを進める中で、あらゆる形で「どっちにするの!? 」と各校を天秤に掛けては選択を迫られたurashimamamaとしては、当時のトラウマで(いやいや! 教訓としてですね、はい)それぞれの学校の入試や入学手続きの日程がどこでどう重なり、どのタイミングで「どっちにするの?」と迫られるのかについてtとーーーっても気になります。どこでどの学校が駆け引きを迫ってくるのか…。

ということで、2018年の高校受験の日程について、urashimamama長男が受験した学校を中心にスケジュールを確認してみます。

首都圏難関校 学校別の受験スケジュール

長男が2016年に受験した学校は、開成、慶應志木、慶應義塾高校、筑駒、横浜翆嵐でしたが、それに加えて難関校として名高い早稲田実業、早大学院、学芸大附属、筑波大附属、東京都立高校のスケジュールをプラスしてリストしてみます。

私立

開成

  • 入試       2月10日
  • 合格発表 2月12日 13:00-
  • 入学手続 2月13日 9:00-12:00

慶應志木

  • 1次試験    2月7日
  • 1次合格発表  2月10日 13:00-
  • 2次試験(面接) 2月11日
  • 合格発表     2月12日10:00-
  • 入学手続(1次)  2月13日
  • 入学手続(2次)  2月19日

慶應義塾高校(塾高)

  • 1次試験  2月10日
  • 1次発表  2月12日 13:30-
  • 2次試験  2月13日
  • 合格発表 2月14日13:30-
  • 入学手続 2月15日、16日

早稲田実業(早実)

  • 入試       2月10日
  • 合格発表 2月11日 15:00-16:00
  • 入学手続 2月13日

早大学院

  • 入試       2月11日
  • 合格発表   2月15日
  • 入学手続 2月17日

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国立

筑波大附属駒場(筑駒)

  • 入試      2月13日
  • 合格発表    2月15日 15:00-17:00
  • 入学手続説明会 2月19日 10:00-
  • 入学手続    2月21日、22日 9:00-12:00

学芸大学附属(学芸)

  • 入試    2月13日
  • 合格発表  2月17日
  • 入学手続  2月27日-3月 2日

筑波大附属高校(筑附)

  • 入試    2月13日
  • 合格発表  2月16日 16:00-18:00
  • 入学手続  2月19日、20日

公立高校

神奈川県立高校(湘南、横浜翆嵐など)

  • 入試    2月14日、15日、16日
  • 合格発表  2月27日

東京都立高校(日比谷)

  • 入試    2月23日
  • 合格発表  3月 1日

と、それぞれこんなスケジュールです。

 

2月カレンダーに落してみると…

この学校の入試日程を2月のカレンダーに書き込んでみると以下の通りとなります。重なっているところはどこでしょう!? 「どっちにする?」とせまるのはどの学校がどこに対してでしょう?? 注目です。

日付 入試日 合格発表 入学手続
2月 7日 志木(1次)
2月 8日
2月 9日
2月10日 開成、塾高、早実 志木(1次)
2月11日 志木(2次)、早大学院 早実
2月12日 開成、志木、塾高(1次)
2月13日 国立高、塾高(2次) 開成、志木、早実
2月14日 神奈川県立高 塾高
2月15日 神奈川県立高(特色) 筑駒、早大学院 塾高
2月16日 神奈川県立高(面接) 筑附 塾高
2月17日 学芸 早大学院
2月18日
2月19日 筑駒(説明会)、筑附
2月20日
2月21日 筑駒
2月22日 筑駒
2月23日 東京都立高
2月24日
2月25日
2月26日
2月27日 神奈川県立高 学芸
2月28日 都立高校 学芸
3月 1日 学芸
3月 2日 学芸

一つ目のヤマ場は2月10日

2018年入試は、慶應義塾高校の入試日が昨年と同じく2月10日。開成、早稲田実業の入試日と重なります。志望校を選定する時点で、開成および国立狙いか、慶應派か早稲田派かの選択を迫られます。

慶應志木を取るか、開成を取るかの選択については?

2016年の受験では、志木と開成の合格発表は同日、そして慶應志木はその日のうちに合格手続きを取らなくてはなりませんでした。urashimamama長男のケースのように志木と開成を受けるパターン、そしてどちらも受かった場合、どっちを選ぶか考える時間の猶予はほんの数時間でした。しかし2018年の日程では、志木、開成の合格発表は2月12日、そして入学手続きはどちらも翌日の2月13日。結果を持ち帰って、家族で一晩じっくり考える猶予がありますね。でもそのひと晩はきっと眠れない夜となるでしょう…。

慶應は国立の押さえにできない!?

実は今回チェックして、キツイ~(>_<)と思ったのは2月13日。この日に国立大附属高校(筑駒、学芸、筑附、)の入試と塾高の2次(面接)の日程が重なっていることです。面接の所要時間は1時間もありませんが、限られた時間ではありますが、どの時間帯が当たるか分かりません。国立の入試は5科目あるので、お弁当持ちで午後3時頃までフルフルに拘束されますし。塾高の面接で運良く最後の時間帯に当たったとしてもハシゴするのは、かなり綱渡りでしょう。ということで、志望校を決定する時点で国立を取るか、慶應を取るかの選択を迫られることになりそうです。

2018年の受験ではurashimamama長男のケースのように、筑駒などの国立に憧れていても、慶應を押さえて国立チャレンジするパターンが使えません!(>_<) しかも2月10日の入試の時点ですでに開成か慶應かを選ばなければなりません。開成、筑駒第一志望の人は、塾高を押さえにチャレンジするのは不可能な状態です。

2018年受験は志望校選定の時点で決断が必要

受験プランを立てる上で、志望校選定の時点で国立+開成派か、慶應派か、早稲田派かを決定して受けることになります。

長男の受けた2016年は駒を進める中でどちらを取るかエライ悩みましたが、事前に決めなくてはならない分、2018年受験は2016年より苦しいかも。urashimamamaは、当時トラウマになる程どっちにするかで苦しんだと言っても、受験期間中の数日間だったわけだし、とりあえず片っ端から受けてどこに受かるか試すことができましたから。実際の手応えを感じながら判断することができたわけで…。


志望校選定で悩むといった2018年の受験では、志望校の最終決定日まで、10月中旬から12月初旬までの、それこそ2ケ月近く悩み続けることになるのではないでしょうか!?

11月あたりではまだ偏差値アップの可能性も十分残されていますからね…(高校受験も12月以降のスパート効きます)その状態で志望校を決めるって、相当キツイですよね…。

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早慶人気はさらに加速?

昨年も塾高、早実は開成と入試日が重なりました。入試の時点で受験者の絞り込みができていたせいか、塾高は予想よりも入学辞退者が少なかったそうです。2018年もこの3校の入試日が重なります。その上、今年度の中3生は大学入試改革の1期生。大学入試のリスクを回避するためにも附属人気が高まっていると言われます。手堅く立ち回って開成よりは附属校である早慶を狙う受験生が増えるのではと思われます。

2018年高校入試に挑まれる保護者の皆さま、きっと今まさにどちらを取るか!? のぐるぐるに悩まされ夜も眠れない日々を送っていることでしょう。心中お察しします。そして良い選択ができますように、ご健闘を祈ります。