中学受験 “子どもらしさ”の守りかた

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urashimamama長男は“子どもらしい子ども”でした

長男は、知的好奇心は旺盛で理解力は高く、記憶力も良いのですが、いわゆる“子どもらしい子ども”でした。具体的にどんな感じだったかというと…

  • マイペースで束縛されることが大キライ
  • 体を動かすのが好き。長時間のデスクワークは苦手(子どもの標準レベルですが)
  • 好きなことには夢中になる
  • 気が進まないことは、なかなかやらない
  • でも実は真面目で、やりだすと全て妥協せずやる
  • やるにしろ、やらないにしろ、時間の意識が全くゼロ

なので、塾の先生の指示通りに日々宿題をコツコツこなすなんて、とてもできたもんじゃありませんでした。

“子どもらしさ”が災いする、塾の課題の負のスパイラル

長男がサピックスに通塾していた頃は、以下のような魔のサイクルを繰り返していました(・_・;)

  1. 何度言っても宿題をなかなかやらない。
  2. 常人にはあり得ないほど限界ギリギリまで宿題に手をつけない。
  3. どうにかイヤイヤやりだすが、一旦始めると丁寧に取り組む。
  4. どの科目も手を抜かずに取り組むので膨大に時間がかかる。
  5. 適度に切り上げて他にも手をつけようというアドバイスを一切聞かない。
  6. おかげで全てをやりきるなんて、とても無理。
  7. 塾のある日はギリギリ遅刻する直前までやるが間に合うはずもない。
  8. 宿題やりきれてないので先生に叱られて凹む。
  9. 宿題やるのが一層おっくうになる

9まで行くと、また1からスタート。これを毎日繰り返します。

おかげで母は、塾のある日は「宿題できてない! 」とパニック、塾のない日は「勉強しなさい! 」と怒鳴り続ける毎日。urashimamamaは常にヤキモキ、イライラしていました。

“子どもらしさ”は中学受験に不利。でも子どもの大切な特徴

しかし、この“子どもらしさ”、中学受験で様々な課題をこなすには非常にマイナスですが、子どもならではの“愛すべき”特徴でもあります。子供として壊しちゃいけない大切なもの。ホント、悩ましい。当時urashimamamaも「勉強しなさい! 」と叱っては、周期的に「これっていいこと?」と悩んでいました。

だってこれが無くなったら長男が長男でなくなる気もするし…。

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“中学受験”がなければ“子どもらしさ”は可能性の宝庫!?

それにこの“子どもらしさ”、中学受験では困った長男の性質は長い目で見れば楽しみなものかもしれません。だって、解釈のしようによっては、以下のように考えられます。

  • マイペースで束縛されることが大キライ
    →自分を大切にしている。自信があるということ。
  • 好きなことには夢中になる
    →何かに夢中になれるってこと自体素敵なこと! 集中力も高まる。
  • 気が進まないことは、なかなかやらない
    →自分の気持ちに忠実。
  • 気が進まないことも結局はやる。そして一旦始めると丁寧に取り組む。
    →結局は忍耐強いかも
  • どの科目も手を抜かず、時間を気にせず取り組むので膨大に時間がかかる。
    →集中力かなり高いってことかも!?

長男のこれらの“子どもらしさ”を全否定して、塾のノルマをこなせるようになったとしても、果たしてそれは良いことだろうか? 成績良くても、個性のないだたの器用な人になっちゃうだけかも…!?

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子どもらしさを守りながら塾の課題をこなすには?

この“子どもらしさ”、常識の枠を超えるほど課題をこなせない状態も、6年生になり“物心”がついてくると、次第にバランスが取れて行きました。なので、中受パパ、ママは「このめちゃくちゃも物心がつくまで! 」と、怒るのをグッと抑えて、“時”が来るのを待ちましょう(笑)。

urashimamama長男は、6年生では塾なしだったので、結果的に長男の情緒面を守ることができたと思います。結果はどうあれ。

塾に通う皆さまは、全部宿題ができてなくてもOK! と、大らかな気持ちでいたらいいと思います。それがurashimamamaの塾通いにおける大きな反省点です。ノルマを忠実にこなすよりも、基本の理解を徹底することが第一。“量”よりも“質”を心がけるべきだったんだろうな…と思います。