前回は、『慶應義塾高校 保護者会での母の服装1』では保護者会当日の母の服装についてのリサーチ&予測についてお話しましたが、今回は昨年の保護者会に実際に出席したときの様子をレポートしたいと思います。
“葬式”は、日吉だけではなかった!
『慶應義塾高校 保護者会での母の服装1』で、保護者会の当日の日吉駅周辺は「葬式かっ!?」と思うほど黒いスーツの人々で溢れていると書きましたが、それは日吉駅周辺だけではありませんでした!
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urhashimamama居住エリアは日吉まで30分程度。最寄駅では2つの路線が合流していますが、駅のホームに降り立つと、そこはすでに葬式! 黒スーツのママで溢れていました。
土曜日の午前中だというのに、こうまでガチに黒スーツを着たマダムがいっぱいのホーム…。知らない人は確かに「一体、何が…!? 」と思うでしょう。知っている人にとっては、「ああ、あそこも、ここも塾高ママ! 」とすぐに分かる。そのくらい極端な光景でした。
黒スーツの人々の中に、何人かでかたまって談笑しているグループがいくつも見られました。乗り換え地点の駅なので附属出身のママ友同士、この駅で待ち合わせしているのでしょう。もちろん単独でいる黒スーツのママたちも。単独ママのほとんどは高入生ママだろうと思います。単独ママたちの黒スーツ率ももちろん高かったです。
urashiamamaは、ホームに降り立った瞬間、「おお! ここまで見事に黒スーツかいっ!」と驚きつつ、「ああ、よかった~。黒スーツで正解! 」と胸をなでおろしました。たとえ、ここにいる人たちだけが黒スーツで少数派だったとしても、これだけいれば浮くことはないし、正装レベル的にも、これだけいたらこっちに振れちゃった方が失敗がなく安心と思いました。それほどに黒スーツ優勢でインパクトがありました。
やっぱり!慶應
Benesseマナビジョン編集部 ベネッセコーポレーション 2009年04月
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保護者会会場 日吉会堂での様子は?
会場に着いて全体を見回すと、やはりスーツだらけ。しかも黒スーツ圧勝です! ざっくりとした“黒”対“紺”比率は8:2といった感じ。黒スーツで間違いなかった、やっぱり!
スーツ以外のママは、ごく少数
『慶應義塾高校 保護者会での母の服装1』にも書いた、保護者会で黒スーツ着てないと「あの人、やらかしちゃたあ~!」と思われるらしいという噂、確かにそれ、正解かもしれません。そのくらいスーツ以外の格好をしている方はごくわずかでした。
保護者会は、まず全学年が日吉会堂に一同に会して行われます。その後各クラスに分かれるという流れ。1学年約700人が3学年分ですから2,100人はいることになります。その中でスーツ以外の服装の方は50人もいないという感じでした。
ここまで少数だと、私だったら「しまった!(汗)」と思ってしまうなあと思いました。スーツ以外の方々の服装も決してカジュアル過ぎではなく、むしろきちんとキレイめファッション。他の学校なら保護者会の装いとして十分通じるレベルなのですが…。
必ずしも「やらかした~!」と見られてはいないでしょうが、明らかに違うし目立ちます。スーツ以外=素人さん=高入生とすぐに分る。それほどスーツずくめでした。
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パパの服装は?
保護者会参加者はママが圧倒的多数でしたが、パパの姿もちらほら見られました。パパたちの服装は、きちんと背広を着ている方、休日らしいカジュアル系のジャケットの方とまちまちでしたが、いずれもジャケット着用という感じ。女性の統一ぶりに比べればまだゆるい感じでしたが。たまにポロシャツ、Tシャツにジーンズ、ハーフパンツなどのカジュアルな方も見られましたが、どうも日吉会堂の全体会はご夫婦で出席し、その後のクラス懇談会はママにおまかせのパターンのようでした。ラフなパパにスーツのママという組み合わせだったので。
スーツ以外は“素人”か“玄人”かどっちか
しかし! たまーに、いかにも慶應ベテランと見られるママが、スーツ以外の装いでいるのも見られました。そういった方は「この後、用事があるのよ~!」といった感じで、附属からのママ友グループの輪の中に。いかにも場馴れしている感じ、知りあいが沢山いそうな感じ、そしてたとえスーツでなくても、色は違っていてもキレイ目レベル、テイストをはずしていない感じが、いかにも慶應玄人さんだなあと。慶應ママファッション上級者ですね。
つまりは、スーツ以外の少数派の方は、高入生の“素人さん”か、ベテランの“玄人さん”のどっちかという極端な構成と見られます。
黒or紺であれば、バリエーションもあり
黒スーツが圧勝、次いで紺スーツではありましたが、紺か黒のワンピース、紺か黒のブラウス&スカートなどのバリエーションも見られました。ただし、ワンピースといってもお受験ママらしいカッチリとしたコンサバタイプのシルエット。なるほど附属出身の方は、これまで保護者会に出られた経験の数だけ紺と黒のレパートリーも豊富なんだろうなあ。レパートリー豊富そう、こなれた感じに慶應ママとしての“年季”を感じました。
ママたちはブランドで決めてる?
ママたちはブランドづくしかというと、そういう感じではありませんでした。実はブランドづくしの方もいらっしゃるとは思いますが、ひと目で分かるような、これみよがしな感じは一切ありません。スーツも紺か黒であれば、自分さえ満足していればどこのものでも構わない感じです。
バックや靴も、ブランドで決めているママばかりではありませんでした。むしろブランドバッグを持っている方の方が少数派の印象。保護者会なので、A4サイズの資料も入る、スーツに合ったバッグであれば何でもありな感じでした。
ただし、たまにブランドバックだなあというものを持っている方は、すかさずエルメスのバーキンでした! そして靴はフェラガモ。他のブランドのバック&靴はほとんど気付きませんでしたが、エルメスバーキンだけは何人も見た! 中途半端がなく、やるとなると超ハイブランド! そこは“いわゆる慶應”らしさかもしれません。でもでも、バーキン、フェラガモも飽くまでもたまに見かけるレベルです。ご安心を。
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