慶應高校の学費は本当に高いのか!? 3

慶應は世間一般のイメージとしては、学費が高い! お金持ちしか行けない! というものですが、果たして本当に、学費がやたら高い学校なのでしょうか? またさらに続きです。

実は、大学受験の費用が半端なく高いらしい…!

高校受験シーズンに突入する直前、気になる話を聞きました。その頃まさにオンタイムでお子さんが大学受験に挑んでいたママに聞いた、大学受験費用にかかわるリアル情報です。

これまで、ご近所さんなど身近なファミリーに大学受験を控えたお子さんがいなかったので、大学受験については全く未知の世界でしたが、そのママから聞いた話は、かなり衝撃的で…! あまりにもビックリでその場で消化しきれず、「そのことについては後回し(>_<)」と、我が子の高校受験に突入してしまっていました…。しかし、その話題がここにきて、私の中で説得力を持って克明に思い出されてきました。その内容を抜粋すると、

大学入試は検定料が高く、受験校数も増える

私立大学の受験料は大体3万5千円~4万円(歯学・医学系は4~6万円)。浪人できないという思い、第一志望の大学は複数の学部を受けたりすることから(検定料は学部ごとに支払います)、あっという間に10個くらい受験することに。検定料だけで40万近くかかってしまうこともあるそうです。

大学入試では押さえ校の入学金=“捨て金”の発生必須!

大学の受験期間は1月からと長い(中には12月からの学校も)。しかし各学校の合格発表~入学手続き締切の期間は短い。そして受験シーズン後半に向けて大学の難易度は上がる。国公立大学は最終盤。そのため入学金=“捨て金”がほぼ必須となります(絶対的な自信があるなら必要ないと思いますが)。受験パターンによっては複数の私学に入学金を納入することも。大学の入学金は、学校、学部にもよりますが、一般的に20万~30万円かかります。

大学受験の受験費用のトータルは…?

つまり、大学受験は、検定料~入学金の“捨て金”納入、ここまでの段階だけでも100万円確保しておいた方が良い、ということでした。さらに大学によっては年間授業料も含めた金額を一括で納入させるところも。その後入学を辞退すれば入学金を差し引いて変換されますが、その場のキャッシュフロー的には、押さえ校のためだけに100万以上の金額が必要なこともあるらしい、とのこと。想像しただけでもクラクラしてしまう話です。

その後、他の大学受験ママからも同じような話を聞きました。ネットで調べても確かにそのようです。大学受験って、そんなにお金がかかるものなんですね…(@_@;)



ちょい高めな慶應の学費 VS 大学受験費用 その勝敗は?

つまり、慶應高校に受かったということは、イコール慶應大学入学の権利をひと足早く獲得できたということ。大学受験の必要がありません。これは、経済的にも大きなメリットと考えられます。

慶應高校の学費は高いとは言っても、学費で支払うのだから納得がいきます。大学受験で不安な思いに任せて、まるでギャンブルのように受験費用にお金をつぎ込むより健全です(少なくとも私にとっては。私は心配症なので、不安からついついお金をかけたくなってしまうと思います)。

また我が家は長男の大学進学後に下二人の子供たちの進学問題が続きます。下の子どもたちのためにも、大学受験のときには長男のためだけに有り金全てをはたくような闘い方はできない。そういった意味で、慶應のちょっと高めの学費は明瞭会計だし、安心と言えます。

大学受験シーズンの短期間に100万支払うことを考えたら、慶應高校の学費が少しずつ高いのは、“分割前払い”とも考えられます。しかも他の私学の学費より高いプラス分は、3年トータルしても受験費用100万円より安い。

「慶應高校、むしろお得…!?」

考え方をあらためるようになっていきました。

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参照/

  • ベネッセ マナビジョン保護者版 「受験にかかるお金」
  • ベネッセ マナビジョン保護者版 「入学から卒業までにかかるお金(1) 入学費用編」