慶應高校の学費は本当に高いのか!? 2

慶應は世間一般のイメージとしては、学費が高い! お金持ちしかいけない! というものですが、果たして本当に学費がやたら高い学校なのでしょうか? 前回の続きです。

慶應は一見学費が高い。しかし大学受験の塾通いは必要ない

前回、学費的には慶應は、入学手続金、月額授業料、それぞれが少しずつ他の私立高校よりお高い印象だと書きました。しかし、慶應は附属校です。最悪学部を選ばなければ、誰もが慶應大学に進学することが確定しています。そういう意味では、大学受験のために予備校や塾に通う必要がありません。

対して、附属校でない私立高校に進学すれば、塾や予備校に通うことになるでしょう。まんま3年通わないとしても、少なくとも高3の秋以降は何らかの形で塾通い、予備校通いをすることになると思います。つまり、塾にかかる費用も含めて学費と考えた方が良いでしょう。

大学受験用の予備校・塾の授業料はどのくらいか?

ということは、大学受験の費用がどれだけかかるか情報をインプットした上でないと、慶應高校の学費が高いかどうかは判断できないな…と、ネットで調べてみました。塾代をプラスしても一般的な私立高校でかかる費用が慶應高校の学費より安ければ、慶應はやっぱり高い! と言うことになるわけで。

…いくつか大手塾のサイトを見てみましたが、どの塾も授業料のページはなかなか見つかりにくい上、見つかってたとしても、大学受験ド素人の私にはなんだかよく分かりにくい料金システムです(@_@;)。金額についてはなるべく後回しに、お茶を濁しつつ、まずはやる気を盛り上げて「ここに入る!」と言わせてしまいたい感、満載(~_~;)。

分らないながらもいくつか見た印象では、どうも大学受験用の塾や予備校の授業料は、これまでの中学受験、高校受験の塾と違って、1科目ごとに授業を選択して受けるシステムが多いようです…選択科目、志望校により試験科目がそれぞれ違ってくるからでしょう。

なので、授業料は1科目ごとのカウントで、1科目年間6万円~8万円かかるって感じ…かな。1科目といっても、自分が足りないところを押さえれば十分なのか、何科目か組み合わさった基本セットが設定されているのか…??どれくらいのコマ数を取るのがスタンダードかが、大学受験のイメージが具体的につかめていない私には、よく分りません…。

しかも! 1科目のカウントが1年ではなくワンクールが3ケ月だったりする場合もあるみたい…!? ああ、難しい。大混乱…(@_@;)

いろいろサイトを調べていると、「受験のミカタ」という大手塾の年間費用を分りやすくまとめて下さっているサイトがありました。それを参照せていただくと、大手塾3つの年間費用は、

  • 河合塾 72万
  • 駿台予備校 93万
  • 東進ハイスクール 68万

だそうです。要するに、塾の授業料の月額は7-8万かかるとみていいでしょう。

そうですよね。塾だって優秀な先生方を揃えているのです。大学受験なんですから。失敗は許されない、真剣な思いを抱えて生徒たちが集まるわけですからね。それ相応の人件費はかかるでしょう。そういう意味で塾が学費より安いはずだってことはないのかもしれません。

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高めだけど学費だけで済む慶應 VS 学費+塾代の私立高 どっちがお得?

慶應以外の私立、いくら安いといってもどこも月額4万以上はかかります。それプラス塾の月謝が7-8万加わることになる。塾通いは高校3年の1年だけにとどめるといっても、かなりな負担になること間違いなしです。高3になれば、冬期講習とかオプション料金もガッツリ加わることになるのでしょうし…。

実は慶應は高いわけではないんでない?という、漠とした思いが、かなり真実味を帯びてきました。