慶應志木に続き、慶應義塾高校の面接内容についても、長男に実際の様子を聞いてみました。まとめておきます。
面接時間は受験番号順にグループ分け
1次試験合格発表の際に配布された試験要項(合格番号掲示の脇、校舎入口に置かれた机の上に要項のコピーが積まれていました。それを各自で取っていく感じ)には、面接のグループ分けとその集合時間が記されてありました。面接は受験番号順にA,B,C,Dの4組に分けられ、集合時間はアルファベット順に8:00、9:50、12:15、14:00と指定されていました。また、待ち時間があるので本や飲み物持参可とも書いてありました。
面接試験当日の流れ
当日、校舎に入ると面接実施の教室番号に受験番号を割り振られた表があったのでそれをチェック。そして待機室に向かったそうです(本人の記憶、ちょっとあやふやで志木と混同しているところもあるようです。間違えているかもしれませんがご了承ください)。順番が近くなると、お手伝いの在校生に呼ばれ指定の教室に向かい、教室前で順番を待ちました。
塾高の面接は、慶應志木とは異なり以下の2種類の面接がありました。
- 面接官2人、受験生1人の2対1の形式
- 面接官1人、受験生1人の1対1の形式
面接で聞かれた内容
一つ目の面接では、願書送付時に提出済みの入学志願書を見ながらの面接。どちらかというと、二つ目の面接よりもこちらの方が、いわゆるお決まりの質問をする面接に近いようでした。とはいっても、それなりに突っ込んだ質問もしてくる、Q&A一往復のみの問答では済まない。あらかじめ考えてきました~みたいな、マニュアル通りの答えだけでは通用しないようです。しかも、長男は、好きなスポーツはバレーボールと答えたら、先生からマンガ『ハイキュー』の話題を出してきたとか。お決まりの面接と言っても、お堅い内容にとどまるわけではないようです。
二つ目の、1対1の面接では、先生は入学志願書を持たずに完全に会話形式で様々なことを聞いてきたとか。残念ながら、具体的な質問内容については、1年経つと記憶がほとんどないらしいですが(終ったことはサッサと忘れるB型マイペース男子です)。いろいろな角度から質問されたという印象が強いそうです。だからといって、意地悪な質問で突っ込んでくるというのではなく、ひとつのテーマに関して何往復もQ&Aのやりとりをしたよう。資料なし、先入観ゼロで受験生の人柄をより深く知ろうとして下さるようです。成績だけではなく、会話が成立するかどうか、社会性があるかどうかという、人としてのバランス感覚も見ているようです。しかしこれは、お決まりの模範解答を頭の中で用意しているだけでは簡単に崩れるということ。ある程度の機転も必要です。受験生にとっては、気を抜けない面接内容ではあります。
慶應の面接は、慶応を第一志望であるかどうかを見極めようとすると、サピックスの保護者会で度々聞いていました。それは確かにそうでしょうが、それだけではなく、慶応の雰囲気に馴染めるか、慶應ファミリーに入れてもいいかどうかも見極めているのだろうと思います。
長男、慶應義塾高校は無事合格しました。以上が長男が受けた、慶應志木と慶應義塾高校の面接内容です。