慶應義塾高校 1次試験の合否結果

一次試験の合格発表は掲示板とインターネットの同時発表

慶應義塾高校の1次試験の合格発表は2月14日(日)13時30分から。インターネットでの発表も同時に行われます。まずはネットで発表を見てから、合格だったら2次試験の要項を受け取りに日吉に向かうことにします。

怒涛の連日入試は一区切りして少しのんびりできた朝ですが、でも実は、内心は穏やかではありません。“合否結果待ち”のドヨーンとした不安に押しつぶされそう…。

これまでの戦績は、

  • 西大和学園  → 合格。関西なので手続きはスルー。
  • 桐蔭学園   → 特別奨学生合格。全ての結果が出るまでキープ可能。
  • 慶應志木   → 繰り上げ合格。明日2/15(月)に入学手続金を振り込む予定。
  • 開成高校   → 不合格

ここで塾高を落としたら…? 明日発表の筑波大附属駒場高校の合格の望みはかなり薄い、ということになるでしょう。偏差値的に塾高がNGだったら、きっと筑駒もNG。長男は開成がNGだったわけですから。塾高NGなら、事実上の選択肢は慶應志木か横浜翠嵐かのどっちかになる。

明日慶應志木の入学手続きをするか、しないか。

塾高に合格するかが大きなカギ

塾高NGで明日慶應志木に振り込みするなら慶應志木に行くことになる。塾高NGで、志木は遠いからと慶應志木の手続きをスル―して横浜翆嵐合格に望みを賭け、万が一横浜翠嵐が不合格だとしたら、桐蔭学園に進学するしかなくなります。

そうなると、せっかくサピックスでここまで頑張ってきたのに地元塾で公立高校を受験したパターンと同じ構図に…。そう考えると、状況的に慶應志木には一旦振り込んで“捨て金”にするしかありません。…にしても、塾高NGという結果をもらえば、今回の高校受験、長男の戦況は相当苦しいということになるでしょう。

一方で、塾高1次がここで合格すれば筑駒合格への可能性がつなぎとめられる。そして、慶應志木への振り込みも、塾高絶対合格を信じて躊躇せず振り込むことができる。慶應志木か、塾高か、どちらを取るかもあらためてじっくり考えればいいわけだし。そして、もし筑駒が不合格だったとしても、塾高に合格できれば慶應シリーズは制覇できたことに。本人の自信につながります。

塾高合格で筑駒NGだったら、塾高を取るか、翠嵐を取るかの選択肢に。塾高か志木かの選択肢の可能性もあります。学費の面や大学受験をどう考えるかでまた苦しむだろうけど、それはそれでまた後で。とにかくここは、可能性をつなげたい…!!!

そういった意味で塾高の合格は、長男にとっても、我が家にとっても、ぜひともキープしておきたい最後の砦のようなものでした。

合格発表当日の午前中までは久々にのんびりした雰囲気で家族で過ごしていましたが、パパも私も、きっと長男も頭の中では、この件で頭いっぱい!

合格だったら? 不合格だったら? 筑駒は? 志木は? 翠嵐は? …??? それぞれの合否パターンでどう出るべきか、何をしていても、頭の中ではぐるぐるとシミュレーションしてしまいます。志木か開成かのぐるぐるに引き続き、またぐるぐる…。もう、大変(>_<)

午後1時を過ぎました。直前の、発表時刻を待つ間の1秒1秒が、怖い。お昼を食べて片付けますが、片付けしている間に自然と発表時間が来てくれるといいんだけど。こういう時に限って、何をやっても10分前とか、5分前とか、3分前とかビミョーに時間が余ってしまって1分1秒を意識せざるをえなくなる(>_<)

「俺、別に第一希望じゃないし」と、ぜーんぜん平気なそぶりをしている長男。自分の部屋にこもって勉強しているみたいでしたが、発表時刻3分前過ぎたあたりからバンバン、部屋の中でバレーボールを始めた(^_^;)

長男、室内だと言うのにボールで壁打ちをする悪い習慣があります。何度叱っても、直すつもりがない。それが今日は一層激しく壁にボールを打ち始めた…!!! 「あー、また壁打ち始めたよぉ。全然気にしてるじゃん、あの子はぁ! どうにかしてくれ~この待ち時間! 」

もっと、さりげなーく自然に見たいのに。時間まで合否結果のことは気にしないでいたいのに。「あら、そういえば、もう時間になってる♪」とパソコンに向かえばいいだけにしたいのに…! そんなの、ムリか。

結局、発表時刻3分前からは、固唾を飲んで時計をパソコンの前に置き鎮座…。

そして、1分前。長男は部屋で相変わらずボールでバンバン。 パパ、なぜかパソコンから遠いところで、のんびり本読んじゃったりしてる。

合格発表の時刻到来!

しかたない、私がやるしかない…か。

時間が来た。長女が私の横で、私を励ますようにして一緒に画面を見てくれています。

インターネットの発表は、怖い。画面クリックしたらいきなり見えるんだから。実際に掲示板を見に行くより、怖いものです。

慶應義塾高校のHPの『1次試験合格発表』のアイコンをクリック。いきなり受験番号の数字がズラーーーーーッッ!

長男の番号付近はどこ…だ? …あ! あった! 「あった、あった、やったー!」

気がついたら、私は絶叫して子供みたいにピョンピョン何度も何度も飛び跳ねていました。それまでマイペースにゲームをしていた次男は、私の突然の叫び声に「ギョーーーーッッッ!!」 として顔を上げました。長女も、母の突然の雄たけびに「ヒィィィーーッッッ!!」と驚愕して泣きそうに。そして二人とも「ママが、大の大人が飛び跳ねてるよっっっ!」とフリーズ。

そして離れて本を読んでいたパパもパソコンの前に跳びつき、長男も部屋から出てきた。長男もパパも耳ダンボだったじゃん、やっぱり。

「よかった! よかった。よかった…!!!」緊張がほぐれて涙が出てきた。これで、少し安心だ…!

長男は、「ボクは当然受かると思ってたよ。なのに、何で泣くの?信用ないなあ。ママ、失礼だよ」と悪態づいていました。

そして、そこからは急いで支度。現地の合格発表掲示を見に、2次試験の要項を受け取りに家族全員で、急いで出かけました。