Zクラスは複数校&連日受験
高校受験、神奈川県の中学生の一般的な受験パターンは、公立高校1校(公立高は一つしか選べません)と、併願とする私立1校の合計2校を受験します。しかし、サピックス中学部Zクラスでは、偏差値60前後の高校を受験する生徒には、「いきなり本命では緊張して自滅する!」ということで、同等レベルの高校を複数受験します。
まず、我が家の長男の志望校を決めたときの考え方としては、
- 筑波大附属駒場高校が第一志望でありチャレンジ校。
- 神奈川県立翠嵐高校は、筑駒より偏差値10程劣るが、神奈川県公立の2大トップの一つ。学費も助かるし、恩の字。
- 慶應義塾高校も、近くて便利だから一応受ける。偏差値的には筑駒の押さえとして釣り合うし。ただ学費が高いから実際に通うかは考えていない。
というイメージでした。そして、
- 筑波大附属駒場高校
- 横浜翠嵐高校
- 慶應義塾高校
の3校を軸に、サピックスの先生方のアドバイスにより、スケジュールの隙間を埋めるようにして他にも複数校受けました。
本命以外の学校を選択した意図
それぞれの学校を受験した狙いは以下の通りです。
西大和学園
- 私立では珍しい5科目受験のため、偏差値といいお試し受験として最適。
- 開成、国立の5科目受験校の志望者は必ず受ける(サピックスの生徒だけかもしれませんが)。
- 得点開示をしてくれる。
慶應志木
- 首都圏難関私立で最も早い受験日。
- 開成、筑駒受験者は大体受ける。力試しのために必須。
開成高校
- 筑駒と同じく5科目受験。
- 筑駒との選択肢として筑駒志望者の殆どが受ける。
桐蔭学園
他が不合格だった場合、学費を最小限に留めるための特別奨学生チャレンジ
以上の根拠から、2月10日からの約1週間、ほぼ毎日試験を受けに行っていました。このレベルの入試は、どんなに鍛えても、どこで受かるか落ちるか、誰も保証できない状態。”数うちゃ当たる”方式ではないですが、どこにご縁があるかを、実際に受けて行きながら探っていくという感じでした。
難関校狙いの生徒は、どこの塾の生徒も、これが大体”お決まりのパターン”と言いますか、この辺のラインナップの高校を皆一通り受けていたのだと思います。実際は似たようなメンバーで限られた席の奪い合い、フルーツバスケットをしていた感がありました