2016年2月に長男は高校受験に挑みました。通っていた塾はサピックス中学部。クラスはZクラス(最上位クラス)。最上位クラスの生徒の多くはサピックス偏差値60前後の難関校を受験します。
サピックスの先生曰く、そのレベルの学校を第一志望とする場合、「本命の前に同レベルを複数回受験しないと、緊張で絶対に失敗する!」ということで、同レベルの学校を複数受験するようアドバイスされます。塾の実績づくりのためだけでなく、本人の緊張をほぐすためでもあるんですね。
長男は、筑波大付属駒場高校が第一志望。筑波大付属駒場高校は募集人数41人と非常に狭き門であり、最難関です。おかげでサピックスZクラスの生徒が受験を推奨される学校をほぼフルコースで受験。いわば、Zクラス典型のパターンで受験しました。
長男の高校受験スケジュール
当時の長男の受験スケジュールです:
- 2016年 1月27日(水) 西大和学園
- 2月 7日(日) 慶應志木
- 2月10日(水) 開成高校
- 2月11日(木)午前 桐蔭学園特別奨学生チャレンジ
- 午後 慶應志木面接
- 2月12日(金) 慶應義塾高校
- 2月13日(土) 筑波大付属駒場高校
- 2月15日(月) 慶應義塾高校面接
- 2月16日(火) 横浜翠嵐高校
- 2月17日(水) 横浜翠嵐高校 特色検査
- 2月18日(木) 横浜翠嵐高校 面接
2月10日から18日までは連日です。こうやってあらためて書いてみても怒涛の受験スケジュールですね。
連続受験は疲れると思いきや、意外なメリットが…
スケジュール設定した際、こんなに受験して疲れない!? と心配しましたが、サピックスの先生に大丈夫か尋ねると、逆に間が空いてしまうとリズムが狂ったり、ほとんどの塾友が受験する学校を受けないと当日かえってそわそわして落ち着きませんよ、とのこと。
確かに、中途半端に中休みが入ると集中力が途切れてしまうかもしれません。それにより体調を崩してしまうかもしれない。ということでフルコース受けることに。
実際にスケジュールに乗ってみると、毎日受験というリズムで黙々淡々とこなしていきました。母の私も黙々淡々と朝お弁当を作り、送り出していました。
それと受験ウィークになってハッと気付いたのですが、中学校は受験が無い日は登校しなくてはなりません。中途半端なタイミングで登校し、友だちにどこを受験しているのか詮索されたくなかった。かえって連日試験があって良かったと感じました。
というわけで、ほとんどの生徒が公立&併願私立入試の2校受験で2~3日しか休まない中、長男は、まるまる8日行方知れずのミステリーな状態になっていました。