中学になっても、幼稚園や小学校で仲良くなったママ友たちとは度々ランチをしていました。
公立中学のママたちのランチの話題と言えば、終始「内申が取れない!」ということ。他の地域は詳しくは分からないのですが、神奈川では公立高校の殆どが「合格ライン=内申○○点以上」と提示しています。ですから、内申点が満たされなければ門前払いということに。受験することすらできません。
学校の内申と一言で言っても、定期テストができればいいいわけではありません。授業態度、手を上げる回数、提出物、日々の小テスト、ノート…。諸々事細かに採点されます。ノートも定期的に回収され、きちんと書き留められているか、その見やすさ、美しさがどれくらいか評価され採点されるのです!
毎日コツコツ勉強するのが苦手だったり、先生に気を遣うとかできない、まだまだ子供の”中学生”、特に”男子”という生き物には、この内申のハードルは、なかなかつらいものがあります。ですから、ママランチでは「内申取れない!」という嘆き話がメインに(~_~;)。
サピックスはオープン入試を狙う塾なので、内申対策はしていません。オープン入試の学校は、試験メインで内申点は重視されないので。それに対して地元の塾は、公立受験がメインなので内申対策も事細かにしています。塾で独自にリサーチし、情報を蓄積して、それぞれの先生の出題傾向など研究し尽くしているようです。
おかげで地元の大手塾に通うママたちは、それはそれはたっくさん情報を持っていました。「美術のA先生は、この前の絵画の点数が厳しかったみたい」とか、「家庭科で5を取った子がいるらしい」とか、「国語のB先生のテストはこれまでとは形式が違った! 塾の内申対策に対抗したらしい!」とか…。それは、それは、熱く、こと細かに語ってくれました。
私はそれを聞いただけでお腹いっぱいで、ある意味サピックスで”知らぬが仏”でよかった~とも思いました。うちの長男、どうせ言っても自分が気が向かないことは、ぜーったいやる子ではないので。
私だけが一人で気をもみ、イライラしてストレスで倒れるだけというのがオチだったかもと思いますから~。