中学受験 塾のお迎え、どうしてた?

中学受験で通塾を始めると、塾の終了時刻は8時とか8時半とか、これまでの小学生の生活には無い、ビックリな遅い時間の帰宅になりますよね。

そんな時間に一人で帰宅させるのは、よほど近くない限り危険。ということで保護者のお迎えが必須になるかと思います。

夜8時過ぎのお迎え。一人っ子のご家庭や、一番下のお子さんの通塾の場合はいいのですが、第一子の場合は、下の子どもたちをどうするかがかなり重要な案件です。

urashimamama家では長男が小4から2年間サピックスに通塾しましたが、当初下の子供たちは幼稚園の年少と年長でした。

夜遅くのお迎えで下の二人をどうするか、それなりに気を使いました。

下の兄妹が一人の場合は、塾のお迎えに連れて行くことが多い

ご近所の、4歳違いの二人姉妹のご家庭では
上のお姉ちゃんが通塾していた当時、
下のお子さんは幼稚園の年長~小2。

夜に幼稚園児を一人家に残すわけにはいかないと
お迎えは車で、下のお子さんも一緒に連れて行っていました。

夜遅くなるので、下の子は夕食と入浴を済ませてから車に乗せて。
上のお姉ちゃんが、授業後に質問しに行くとなかなか出て来ないので、
下の妹はよく車で寝ていたなあ~。
冬の日なんかは寒くて可哀想だったわ~。
と、言っていました。

そのママ、娘たちは絶対に御三家にいれる!!
と、完全ロックオン!!!な方だったので、
そんな状態も全く苦労とは思わずに実行されていたようでした。

そして実際に、御三家に入っちゃってるのが
これまたスゴイんだけど。

ただ、urashimamama家の場合は下は二人!
しかも一番下は年少さん。
まだ3歳です!

3歳児を夜9時前後まで連れ回すのは…
urashimamamaはちょっと考えられない。
urashimamama自身もそんな生活続けたら倒れてしまうよ…。

 

 

urashimamama家が実際に行ったお迎え方法は

長男の通っていたサピックスはurashimamama家の隣の駅の真ん前。
そしてurashimamama家は最寄駅から徒歩10分以内です。

ということで長男の通塾は、車の送迎ではなく電車で。
帰りはurashimamamaが最寄り駅までお迎えすることにしました。

サピックスの授業終了時刻は8時。
なので、8時までに下の子どもたちの夕食とお風呂を済ませ、
後は寝るだけの状態にしてurashimamamaはお迎えに出ればいい。

8:10~8:30の間にurashimamamaが駅に着くようにして
長男と合流した後まっすぐ帰ってくれば、所要時間は30分程度で済むだろうと。

幼い兄妹に留守番させるのは少し心配ですが、
でも二人だから、一人ぼっちの不安が無いのがせめてもの救い。
二人にも頑張って協力して貰おう…。

こういう細かいやりくりが、幼い子どもを育てているときは大変ですよね。
こうやって書いていると、あの頃はこんな感じで、いろいろ細々と綱渡りのようにやりくりしてたなあ~
としみじみ思い出します~。

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実際に二人にお留守番をさせてみて…

二人兄妹というのは心強いもので、
urashimamamaの心配をよそに、二人はお留守番を冒険気分で楽しんでくれているようでした。
そして大人のいない自由な時間を満喫しているようでした。

次男はお気に入りのテレビ番組を次々と開拓



urashimamama家では、子供向け番組の定番は長男の時にすでに認知され次男が見たいと思う前から当然見られている状態。
それ以外の時間は大人がチャンネル権を握っていたので、
これまで次男が自由にテレビ番組を選ぶってこと自体が無かったんですね~。

しかも、urashimamamaは基本的にバラエティ番組を見る習慣が殆ど無かったので
7時半以降のテレビは次男にとっては未知の時間帯。
それを自分で好きなチャンネル選べるなんて!
もーうワクワクでしょう(笑)

我が家で「VS嵐」が認知されたのは、この時に次男が見つけてくれたおかげ。
「ママー!お兄さんたちがゲームする面白いテレビ見つけたんだよ~!」
と帰宅するなり教えてくれました。

また、ある時は、エライ興奮して
「ママ!なんかまたすんごい面白いテレビ見つけたんだよぉっ!!」
と報告してくれたことがありました。

どんな番組か聞いて見ると、
「なんかねーお殿様とか昔の人が出てきて刀で戦ってねー、
その後おじいちゃん出て来て“変なマークの付いたの”を見せるんだけど、
そーするとね、なんだか皆がハハ―――っ!!!ってなるの!
この前見た時も、ハハーー!!!ってやってたのにさあ、
今日もまたハハーーーーっ!!!ってやってるんだよ~。
毎回やってるのーーーー!!!」

と大喜び。

…なるほど、『水戸黄門』のことね。
“変なマークが付いたの”とは、印籠ね…www

次男はそのまま『水戸黄門』がお気に入り番組となり、
最終回もしっかり見おさめてましたwww

 

 

長女もやりたい放題!?

お留守番を楽しんでいたのは次男だけではありません。
当時まだ3歳だった長女も兄に負けずに満喫。

女の子って男の子よりも娯楽的なものが好き!?
長女はイベント大好き、美味しいものだ―い好き!な女の子なのですが、

あるときurashimamamaと長男が帰宅すると、
二人は長女の仕切りでおにぎりパーティーを開催していました。爆
こどもチャレンジの付録のおにぎりメーカを出してきて
二人でおにぎりフリフリフリ…。

そうだそうだね~。この前幼稚園でおにぎりパーティやったもんね~。
自由にご飯食べてるんだから
おにぎりパーティにしたら楽しいもんねー。

ふりかけやら、でんぶや、チーズ…おにぎりの具になりそうなものを、
感心するほど冷蔵庫からいろいろ出してきて、
なかなか盛大なるパーチーを開催。
そして、周りはご飯粒やふりかけだらけ…(^_^;)

このおにぎりパーティ、
urashimamamaがドアを開けた瞬間、
次男は母を見るなりギョッとして、
「やばっ!怒られるぅ~!?!?」
とハラハラした様子でurashimamamaと長女をキョロキョロと
代わる代わる見ていましたが、
長女はurashimamamaを見ても一切動じず!
むしろ誇らしげにフリフリしていました。

あの時の二人の表情、おっかしくって今でも忘れられない~(*^_^*)

予想をはるかに超えた長女の大胆さにちょっとビックリしましたが
メソメソ泣きながら待ってくれているより、
おにぎりパーチーしてくれてた方がずっとありがたいなあ~と。

多少ご飯粒が床に散らかってるくらいはOKよ~。
少しぐらいならね(~_~;)

そんな感じで、子供たちは順調にお留守番に慣れ、
urashimamamaは、長男と合流後、スーパーの半額お惣菜をゲットして帰れるほどになりました。
当時のurashimamamaにとってスーパーの閉店間際の半額時間なんて、
それもまた新鮮でー♪
urashimamamaも下の二人同様にこの時間を楽しんでいたってことですね~。

ところが、こんなアクシデントも…

事件は、二人がお留守番にすっかり慣れた頃に起こりました。

その日も滞りなく二人は夕食とお風呂を済ませて、8時にurashimamamaは駅へ。

駅で長男を待っていると、その日は仕事帰りのパパともタイミング良く合流できました。
そしてスーパーの半額お惣菜もゲット。

お惣菜ゲットも含めて往復30分だし~。
全てがスムース、完璧~♪
ルンルン気分で帰りましたが
家の前まで来たところで…何やら異変が。

どこのお家?
子供の泣き声みたいな声が聞こえるけど…?

…もしや?
まさか…??

ピンポーンとチャイムを鳴らすと
ドアの向こうから、
ヒイイイイーッ!!!!!
という
長女の悲鳴のような泣き声が…!

 

ビックリして慌ててドアを開け玄関に入ると、
「おかえりなさい~」
と、次男がリビングとは反対側の子供部屋から
おでこを押さえながらヨロヨロと出て来ました。

リビングからは長女の泣き声が一層ボリュームアップ。

「えっっ!?!? どうしたの!? 何があった!?!?」
次男に聞くと、次男は
おもちゃを取りにリビングから子供部屋に走って行ったらつんのめってしまって
目の前にあった椅子の角におでこの端をかすったと…。

次男の手をどけておでこを見ると、なんと血が…!!!

次男この少し前に、あるアクシデントで左瞼の上部を怪我して縫ったことがありました。
もう殆ど治ってきていましたが、血が出ているのはその近く…!!!

…どうしよう!?
また傷が開いちゃった…!?!?!?

パパは大慌てでリビングの長女の様子を見に行きましたが
長女はパパを見るなり一層大声で泣き出しました。
「どうしたっ!?何があったっっ!?」
パパはビックリして長女を抱き上げましたが
長女は大声で泣きじゃくるばかり。

長女大パニック…!

普段そんなに泣かない長女がこんなに泣き叫ぶなんて…。
これは次男、余程ひどい頭の打ち方をしたのだろう!
そして兄思いの長女は、その様子を見て気が動転しちゃったんだわ…!!!

そうよ!こんなことが起こって
現場には子供たち二人だけだったんだから!
パニックになるのは当然!

いくら二人がいい子でお留守番できるようになったからって
urashimamama油断し過ぎた!
調子に乗り過ぎたっ!!!(>_<)(>_<)

ごめんなさい!ごめんなさいーっ!!!

キッズ・ラボラトリー

 

とにかく次男の怪我が心配!
これはすぐに病院で診てもらわないと!

まずは夜間救急センターに問い合わせだ!

地域の夜間診療センターに電話して
外科診療可能な医療機関をいくつか教えてもらって連絡。

しかし、いずれの病院も救急の患者さん対応に追われているところで
今すぐに診ることはできないと。
来院しても2,3時間は待つことになるとのこと。

頭を打ったとしても、意識がしっかりしているようなら、
少し様子を見てくださいと言われ…
諦めて電話を切りました。

urashimamama、
「うちだって救急だよぉ!」
と困惑しましたが、
…しかし、そうこうしているうちに次男のおでこの出血はおさまってきました。

傷口をよく見ると、前回縫ったところの近くだけど、前の場所とは少し違うみたい。
前の怪我の傷口が開いてしまったわけではなさそうです。

心配ではあるけれど
確かに今から夜間救急に行っても、2,3時間待つということは真夜中になってしまう。
慌てて病院に行って見て貰っても家族で疲弊するだけかも…。

ということで、気持ちを取り直し
次の日にかかりつけの病院で診て貰うことにしました。

翌朝、近所のかかりつけ病院に行きましたが、
特に心配ないと言われ、塗り薬を塗って貰って無事終了。
縫った傷がどうとかよりも目じゃなくてよかったよ!とあらためて。

そして頭の打僕も、全然問題なさそうです。

昨晩はパニック状態でしたが、
次男にあらためてどういう経緯で怪我をしたのかを確認。

「走って子供部屋に行ったら、つっかえちゃったんだけど、
そのときちょうど椅子にぶつかって、痛いってなったの」
「頭は?どうぶつけたの?」
「テーブルにガンッてなって、こう転んで…それだけ」
実際にどんな態勢で転んだか再現してくれましたが、
本当に椅子の角におでこをかすっただけで(ギリギリセーフ!ホントよかった!)
転ぶときも手を突いたみたいだし、
頭は打ってない様子。

…そっかurashimamamaが大袈裟に考えすぎだったか。
昨日大騒ぎで夜間診療行かなくてよかったよ…。
ホッ…。

…あれ?
でも…じゃあ昨日の長女のパニック泣きは…?
アレは…何…??

ちなみに、長女はリビングで泣いてたな。
次男は子供部屋で怪我したのに。
なんで違う場所で…???

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とりあえず
次男の件はそう心配ないようで解決。

病院から帰宅した後、
urashimamamaはリビングの掃除&片付けをしました。



散らかったおもちゃをリビングの棚にしまおうと扉を開けると、

ガタッ!!!
へっ!?

棚の扉が外れた…!!

扉が外れた、と言っても、
この棚、パパさんが子供のおもちゃ入れをとDIYで作った物。
なので大したものではないんだけど。

ただ、この扉、
長女が余りにも激しくパカパカ開け閉めしたり、
扉にぶら下がりながら閉じたり開けたりするので
「あんまりやると壊れちゃうからやめてー!」
とurashimamamaは常々長女に注意をしていたもの。
その棚の扉が、
ついに、蝶つがいごと外れてしまったーーっっ!!

でも…あれ…?

外れたと言っても、
今外れたワケじゃないみたいで。

っつうか、既に外れた状態の扉を立てかけてあった…って感じ?
それを知らずにurashimamamaが引っ張ったから
扉が倒れて来たって感じ…???

何だコレ?
???

そういえば長女、昨日この棚の前で泣いてたな…。

…ハッ!
そうかっっっ!!!

長女が泣いていたのは、
コレかいっっ!!!

長女、次男の怪我にショックを受けてパニックになったと思ってたけど
そんなの全然関係無かったんじゃんっ!!
棚の扉が外れちゃったからだーーーっ!

いつもいつもurashimamamaに
「そんなことしてると壊れちゃうよー!!」
って言われてたのが本当になっちゃったから、
「ヒイイイイッ!!見つかったら怒られるーーーーっっっ!!!」
ってパニックになったんだ!

そうか!!
だから、urashimamama達がピンポンした途端に
あの子、大きな声で泣き叫んだんだ…!

そしてパパに抱っこされても
大声で一層泣いてたのは…それかっ!!

なるほどぉーーー。
そういうことかあ~!
なるほど事件は解決だあ。
よかったよかったー。

なんだ、兄思いだったワケじゃないじゃんーーーっ!!

チーーーーーーン。

キッズ・ラボラトリー

…しかし、やはりまだまだ幼稚園の子どもたちのお留守番はなかなか難しいですよね。

urashimamamaは深く反省し、
お迎えのときのお惣菜半額セールは控えるようにしました。
そしてパパとタイミングが合いそうなときは、パパに長男のお迎えをお願いして
子供たち二人だけにする時間を出来る限り最小限にするように気を抜かないようにしました。

そして二人にも、お留守番中には、走ったり乱暴な動きはしないようによくよく話をしました。

こうやって思い出してみると
今はもう子供たちは自分で塾も出かけるし、随分とラクになりましたね~。

今まさに、こんな綱渡りのやりくりをしながらお子様の塾通いをサポートされている皆さま、本当に大変だと思います。本当にお疲れ様です。