高入生は肩身が狭い? クラス替えはストレス!? 

urashimamama長男、4月より晴れて大学生になりました。
おかげさまで大学生活も無事軌道に乗ったようです。

3年間の塾高生活、長男なりに楽しく過ごしていたようですが、
高校から入った新参者としては、やはり、それなりに気を遣ったりカルチャーショックを感じたことも
多かったようです。

以前「高入生は馴染めるか?」というタイトルで入学後の所感を記事にまとめたことがありましたが、
塾高生活3年間振り返っての感想をまとめてみようかと。

まずは、高入生は肩身が狭い思いをするか?クラスに馴染めたかどうかについて。

塾高では同学年の半数は高校からの入学=高入生。しかし…

塾高の人数比率は、附属からの生徒と高校からの生徒と半々。
クラスの人数構成も高入生と附属生が半分ずつになるように配慮されています。
附属生も普通部、中等部とありますが、それも均等になるよう配分されている様子。

なので、数の上では高入生が肩身が狭い思いをすることはありません。

開成や筑駒では高入生は少数派ですが、慶應は半分もいるからそこら辺のところは安心です。
確かに、それは実際にそうでした。
1年生のクラスの半分は高入生、同じ立場。
母としても安心でした。

しかし、だからと言ってそれですっかり安心、不安は解決というわけでもなく…。

なぜかというと、毎年のクラス替えがなかなか大変で…。

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高入生にとって、クラス替えは人間関係リセットに近い。

塾高では毎年クラス替えがあります。
1学年18クラス、約700名。
これがぜ―んぶ入れ替わりでシャッフル。
大規模フルーツバスケット状態。

各クラス人数は約40名ですが、そのクラスメイトが18クラスに分散し、新たに18クラスに再編成。
ということは、単純計算でも新しいクラスに同じクラスだったメンバーは2,3人しかいないことになります。

しかも、1学年18クラスあるので1年生で仲良くなっても2年生でA組とR組というように離れたクラスになってしまうと、教室も遠くに離れ離れになってしまい、会う機会が激減。
部活が同じでない限り殆ど会えなくなってしまうみたいです。

18クラスもあると、部活友だちも人数規模がかなり大きい部活でないと同じクラスになれる確率は低い。
長男は文化系部活で同じ学年が20人程度でしたが、部活友達はクラスに一人いただけ。
一人いるだけでもラッキーでしたが。

長男、1年生の時には頑張って友達作りに励み、知り合いが多い自負があったようですが、
2年生に進級して「そして、誰もいなくなった…」と嘆いていました。

2年生でもそれなりに友達を作って頑張っていましたが、
3年生になるときに再度シャッフル。
またまた「そして、誰もいなくなった」…。

1年で同じクラスの友達と再度同じになったケースもありましたが、それも一人だけ。
2年で同じクラスの友達と合わせて知り合いは3人のみでした。
「また知らない人ばっかだよぉ!」
ともこぼしていましたね。同時に
「どうせクラスの友達なんてその場だけだし」
と、3年生にもなるとすでに開き直ってもいましたが。

まあいずれにせよ、高入生にとっては700人の大規模フルーツバスケットはそこそこキツかった印象があります。

わずかに元のクラスで一緒の友だちがいても、その子が附属生だったりすると、
附属生は附属生のネットワークがあり、そちらの絆の方が強いので
高入生としては遠慮して一線引いてしまうことも多いようでした。
それは仕方無いことですが。

 

附属生はネットワーク力が強固。大規模クラス替えも平気

恐らく、高2、高3のクラス替えでも、クラスの人数構成は附属生、高入生が均等になるよう
ある程度配慮されているとは思いますが…。

人数比率は高入生と均等でも、附属生の絆の力は強かった!です。

附属生はどんなにシャッフルされても、クラスに誰かしら知り合いがいる状態。
直接の知り合いがいなくても、友達の友達つながりですぐ打ち解けることができる。

高入生が、クラス替えの度に全力で人間関係構築を頑張る一方で、
附属生同士はあっという間に仲間ができクラスに馴染んでいる様子でした。

やはり附属生同士は小学校、中学校からの旧知の友ですからね。
幼稚舎からの方々は家族ぐるみのおつきあいレベルで親密度高ですし。
中学校でも親子ランチが頻繁にあったりと親密なおつきあいがあるようですから。
おかげで附属生にとっては大規模シャッフルも、そうストレスではない様子。

塾高ではクラス単位で行動することがほとんどありません。
HRも週1回しかないし。
学校行事は球技大会、運動会があり、クラス対抗で行われますが、
その場だけで事前練習をしたりということは一切無し。
まるで大学のHRみたいなクラスの位置づけです。

おかげでクラスが団結する機会は殆ど無いに等しい。
学校行事で盛り上がりたいタイプのお子さんにとっては淋しいかなとも。

そんな人間関係が希薄な環境では附属生の繋がりは羨ましい限り。

…もしかしたら、幼稚者、中等部、普通部で、親も巻き込んで繋がりが強いのは、
高校がそういったシステムだから小中の間に絆をしっかりと構築するという方針なのかも!

特に、urashimamama長男が高3のときのクラスは、
人数比率としては確かに附属生と高入生で半々だったようですが、
附属生の存在感の強さは圧倒的でした。
特に運動部の部長が多かったので、そのネットワーク力は非常に強く。

とはいっても、よく雑誌のネタになるように
附属生が絶対的権力があるとか、
高入生が差別されるということは一切ありませんでしたので
その点はくれぐれも誤解の無いようにしてください。

むしろ、長男のクラスでは附属生が中心になって団結しよう!という意識が高く、
運動会、日吉祭でも積極的に参加していておかげで楽しかったみたいです。
「僕はクラスは毎年当たりだった」と言ってましたしね。

ただ、高入生としてはどうしても存在感は薄く、
遠慮していた部分もあったんだろうなと
urashimamamaは横で見ていて感じていました。

輪ができてしまっているところには、なかなか入りづらいということで、
どこの世界でもあり得ることで。
慶應だからということではありませんが。

そういうわけで、高入生は半分いるので環境的にぼっちになる心配はありませんが
附属生のネットワーク力の前では、
どうしても「後から入った者」という立場、
「アウェイ」な感じはありました。
人数比率で解決されるわけではないのよねと実感しました。

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