さて、次男も中学生になりました。次男の部活選びについてお話しします。
次男は幼稚園からサッカー少年
次男は幼稚園のときからサッカーを始めました。幼稚園の体操教室の先生の勧めを受けてサッカー教室へ。その後、小学校ではサッカー教室の先生からお声掛けいただきクラブチームに入りました。
小学校はクラブチーム、そしてスクールへ
しかし、クラブチームに入ってみてから発覚! サッカーって、とにかく親が大変!(>_<)
そのサッカークラブ、徒歩圏ではなかったため毎週のトレーニングは親が送迎。そして試合は現地集合です。試合会場は車で1時間以上かかる場所で集合朝8:30なんてことも多くて…(@_@)
土日なのに平日よりハードな生活(゜_゜)
段々と週末が次男のサッカーに振り回され、長男、長女のために動けない状況になっていきました。そして毎週の送迎にパパも、urashimamamaも疲労困憊。
親がサッカー経験アリで親子一心同体で頑張れないと、ムリ!
次男、4年生でクラブチームは辞めました。でもサッカーは続けたいので近所のサッカースクールへ。そこのコーチ、経験豊富で指導も素晴らしかったので、ここで技術を磨き中学の部活でサッカーをやればいいと思っていました。サッカー上手な友だちとも公園サッカーで十分渡りあえてたし、スクール内の試合でも次男はよくMVPを取っていたし、クラブチームを辞めたからといって実力が落ちた様子はありませんでした。スクールとは言っても、そこのレベル、かなり高かったので。
中学ではサッカー部に。しかし…!
中学からは部活で思う存分サッカー楽しんでね♪と思っていたurashimamamaでしたが…思いもよらないことが次々と起こりました。
1. サッカー部 長男の時代より練習日が増えまくり!
保護者向けの部活説明会に行ってビックリ! 長男の時代よりサッカー部がハードになってました!
長男が中学生だった頃は、サッカー部は平日にも1日お休みがあったし日曜は試合以外はお休みでした。試合もシーズン以外ほとんどなしで。朝練も週3日でした。
ところが長男が卒業し、次男が入学するまでのブランクわずか1年間のうちに以下の変化が…!
- 平日放課後は毎日部活
- 朝練は週3→週5へ
- さらに顧問の先生が他校との交渉に積極的で、月に何度も試合が入るようになってたあ!
…うう…ありがた迷惑…(;_;)
「朝練は、大変でしたら従来の週3でいいですよ」
顧問の先生、部活説明会で保護者向けには言っていましたが…ママ友情報によれば、朝練の出席率が低いと試合に出させてもらえないっぽい…。
urashimamama、入部するかどうか次男とかなり悩みました。しかし最終的に次男、サッカー部に決めました。やはりサッカーやりたい♪ということで…。
…しかし、入ってみたら、やっぱりハード!
「だからってボク、ここまでサッカーやりたくないんですけどぉ~! これじゃ勉強もできない!」
次男、あっという間に不満を言うようになりました。
2. 仲良しのサッカー友は全てクラブチームに!
そして、これはurashimamamaの盲点!
サッカー友だちのほとんどは部活に入らず。皆クラブチームに行きましたぁ!
時代の流れでしょうか? 長男の中学時代にクラブチームに行く子は、サッカーでかなり有名な子、将来Jリーグ?と期待される子だけが行くものでした。他はほとんどがサッカー部。
しかし、それが逆転!
今の子たちは、サッカーやりたい場合は部活でなくクラブチームが主流みたいです。
6年生の中盤から、サッカー友だちはまるで中学受験するかのように、あのチーム、このチームと次々セレクションを受けているようでしたが…そして、誰もいなくなった!(T_T)
それなら部内で次男は上位レベルになるから有利では♪とも、チラと思いましたが…次男によると、ほとんどがサッカー経験浅く我流で考えなしに蹴るのでフォーメーションが成り立たず、つまらないらしい…(-_-;)
またクラブチームは一見ハードなイメージがありますが、平日は2,3日のところが多い。実は毎日ベタの部活よりバランス良く活動できそう…(;_;)
urashimamama、クラブチームはプロを目指す者、サッカー推薦狙いと思い込んでいましたが、実はガチ部活回避にも使えた…!? urashimamama、勉強不足でした。
3. 平成生まれの次男、昭和の“部活の掟”が分からない!?(笑)
次男、部活を初めた途端に不満を連発。
「なんで1年生はボール使っちゃダメなの!?」
「なんで1年生は走るだけ!?」
「オレ、サッカーやりに行ってるんですけど!」
なるほど! 次男、部活の“徒弟制度”は納得行かないらしい。そしてスクールやクラブチームでサッカーをしていた次男には、練習時間にボールを触れないとはあり得ない! (笑)
さらにある日、中1の数名が全然違う場所でおふざけしていたのを叱られたそうですが
「そんなの他の皆は全然知らなかったのに、中1全員連帯責任で途中で帰された!」
と“連帯責任”に怒り心頭。
そういうの、「懐かしい~♪」と思いつつ、「まだあるんだあ!」ともちょっと驚き。学校の世界って時間が止まってるみたい…。
“連帯責任”といっても、まだメンバーの顔と名前が一致してない状態で、皆のせいにされるのもなんだかなあとurashimamamaは次男に共感してしまいました。
体育会系価値観ゼロのurashimamamとしては、そういうのナンセンスな気がする。
むしろ、そういうことを「おかしい」と言える次男の気持ちを大切にしたいとurashimamamaは思いました。そして次男は自由に育って、自信があってよかった~! と思ったurashimamamaです…。
4. クラブチーム出身の次男、部活の指導内容に不満が…!
そして、次男の怒りの極めつけは、
「ろくに技術指導してくれない!」
でした~!
…そ、そ、そうだよね。そりゃそうだ!(~_~;)
確かに、次男はこれまでライセンスありのコーチたちに習ってきたので…。でも、部活は所詮学校の先生。プロじゃないんだからね…。でも次男としては許せないのでしょう。これもurashimamamaの誤算ですー(>_<)
そして結局、わずか入部1ケ月にして電撃退部! 長男と同じく文化部に転部しました…(^_^;)
長男のときにも思い知りましたが、
- 勉強と運動をバランス良くやりたいと考えると、現状の部活ではムリ。
- 部活で上手くなろうと考えるのも、難しい。特にサッカーはクラブチームがあるので
部活に多くを期待しない方がよさそうです。
日大アメフト部の悪質タックル問題 中高の部活のあり方から考えた方がいいかも
タイムリーに、日大アメフト部の悪質タックルの事件が大変な問題となっています。
urashimamamaは長男、次男の部活選びを通して、運動部の強制ぶりにどうしても違和感を覚えていました。これまで、urashimamamaが私学のゆるい部活経験しかないせいだろう~と負い目を感じていましたが…実は私のこの感覚、結構正しかった?と今、思っています。
日本の部活文化に未だにはびこる
- コーチ、監督の絶対性
- 上級生・下級生の主従関係
- 徒弟制度
- 根性論
- 長時間やることを美徳とすること
- 皆勤がエライという感覚
- 部活が全てという感覚
等の価値観が悪い方向に作用して、今回のアメフトの問題につながっていると思います。
そして運動部での活動実績が大学入試、就職につながるというシステムも。
こういった“滅私奉公”感覚は、洗脳体質にするための訓練としか思えません。こんなことしてるから政治の忖度問題も起こるし、ブラック企業がはびこる。そしてそのおかげで日本は“自殺大国”なのだと思います。
“自分を大切にできる人“を育てることを、日本は真剣に考えた方がいい。今回の件を受けて、中学校・高校の部活のあり方から、根本的に考え直す必要があると思います。