高校入学後、ママ友関係に変化はあったか?2

一番古くからのママ友の中に疎遠になった人が、実は一人

先日、『高校入学後、ママ友関係に変化はあったか?1』で、一番古くからのママ友はもはや“友だち”。高校入学の時点で疎遠になることはない、と書きましたが、実は一人だけ、そうではないママがいました。

私としては“お友だち”と思っていたんだけど、でも相手にとっては実はそうではなかったということかもしれませんが。そのママ、元々物静かであまり自分から話題を切りだすことがない、聞き役タイプ。私を含めママ友の多くが「控えめで大人な人」と思っていました。でも、それはただの思い込みだったのかもしれません。

これまでそのママとはランチだけでなく、道端や買い物途中で会うと、時間があればそのままお茶したり軽くお昼を食べながらおしゃべりする間柄でしたが、高校入学後に一度バッタリ会ってお互いの子どもの進学先を話してからは、見かけることもなくなり、向こうから連絡がくることもなくなりました。高校入学後の幼稚園から中学まで一緒だったママたちとのランチもキャンセルしてたし。年賀状は来たので引っ越したということはないようですが。ただ今年の年賀状、これまでは早くに来てたのに明らかに私の年賀状が届いた後に書いたタイミングで、冬休みが終わった後に来たなあ…。

ただそのママの家庭、ご主人が子どもの受験に熱心すぎて子どもが中2の頃から不安定に。塾やクラスで問題を起こしているという話を聞いていました。そんなことも含めると昔からの知り合いだからこそ、もうあんまり会いたくないのかもしれません。

または、彼女の控えめというイメージも、実は外ではだんまりしているだけで内に秘めた何かがあったのかも。イライラしているのはパパだけでなく、実はママもだったのかもしれません。

高校入学後の、ママ友づきあいは、そこに“子供”がいるかどうか

結局は、つきあいの長いママ友でも、斜めの関係でも、浅い関係でも、高校入学を機にパッタリと話をしなくなるママもいるし、そうではなく相変わらず話ができる相手もいます。つきあいの長いママでも、上記のように避けるように疎遠になってしまうママもいれば、浅いつきあいでも、変わらず話ができる人もいます。それは自然に進学先を言いあえるかどうかで境目があるような気がします。

子どもの高校入学をきっかけに疎遠になるかどうかは、ママ友づきあいを続けている時間の長さ、おつきあいの深さではなく、そのつきあいに“子供”の存在がどれだけのウェイトを占めているか、なのかもしれません。

ママ友づきあいは、子供を通してのつきあいではありますが、子供への思い入れや密着度が強いと、高校の進学先に“優劣”を強く意識してしまい、つきあえなくなってしまうのかもしれません。逆に、子供を介して始まるママ友づきあいでも、“自分は自分”とどこかで思っていて、純粋に“自分自身が楽しいからつきあっている”というのなら、子どもの進学先ごときで崩れるものではないのだと思います。

ママと子供との距離感がママ友づきあいにも大きく影響するのではと思います

あっけらかんとしたママが、実は救い

『最後のミッション! 横浜翆蘭高校へ入学辞退届提出』で書いた、なぜだかスクープ現場に居合わせてしまう、『奥様は魔女』のグラディスさんみたいなS君のママが、実は救いでした。

そのあっけらかーんのキャラで、卒業式のときに周囲のママ友に「ねえねえ!○○校に受かったんでしょー! すごいね!」、「うちは△△校よ~♪ 」と声かけまくり。会場で顔を合わせるなり、いきなり聞かれてちょっとビックリしましたが、でもおかげで、皆が何となく進学先の話題をどう切り出したらいいものか口ごもっていたところをアハハー♪ と気軽に言いあえる場になりました。そして入学後ランチの企画にもつながりました。

そのママ、これまでも無神経か!? と思うくらいにプライベートな質問を人前で唐突にすることがあるので、ドキッ! とすることがよくありましたが、ホント、この人心底悪気ないんだあ! 心底さっぱりしてるから、さっぱり何でも聞けちゃうんだなあ! このママ、逸材!と感心。 彼女のグラディスさん気質に救われました。

そのママ、高校入学後は、子どもが野球部に入部したので夏の高校野球の県大会では会場に通いづめ! 会場からメールで実況中継してくれるわ、各高校の戦況を速報で教えてくれるは、子どもの高校生活をすごーく満喫している様子です。慶應の決勝進出が決定した時には、「おめでとーーーー!」といち早く連絡してくれたし。うち野球部じゃないから知らなくて、彼女から勝ったことをことを知りました。高校生ママを心底楽しんでいるらしい(笑)。

彼女のキャラは、実は貴重。ホント、感謝です。