高校入学後、ママ友関係に変化はあったか?

長男は地元の小学校、中学校に通っていました。地元の公立中学は長男が通っていた小学校を含む3つの小学校の生徒が集結。なので、中学校では、小学校からのママ友に加えて小学校でいったん別れた幼稚園ママ友との再会もありました。小学校よりも中学の方が人数が多くなった分、旧知のママ友も増えました。

そんな感じで中学校までつながっていたママ友関係、高校に入学してからどのように変化したか、高校に入学してからこれまでの一年間を振り返って様子をまとめてみたいと思います。

軽く挨拶程度のママ友とは距離が離れた

ママ友のママ友のような間接的な関係、保護者会やクラスの親睦会ランチなどで何度か会話を交わした程度のおつきあいのママは、やはり距離が離れたなあと感じます。挨拶だけする感じになりました。というのも、そのような浅い関係ではお互いがどの学校に入ったのか情報をつかんでいませんし、だからといっていきなり進学先を聞くわけにもいかない。会話をすればそっち方面の話題に行くのは当然の流れで、そうすると地雷を踏むかも? などど会った瞬間反芻してしまいます。そして上手い言葉が見つからないまま「あーこんにちは♪」と笑顔はバッチリ。でも挨拶以上の会話は難しい、という感じ。そのような距離感になったママ比率は結構高いです。

斜めの関係は続く

長男と同級生のママだけど、長男よりも下の兄弟のつながりで知り合ったママや、委員会、行事のお手伝いなどのつながりから始まった、いわゆる“斜めの関係”のママ友は、変わらずつながっていると言う感じ。受験が終わってからもお互い気兼ねなく、どこに受かったか言い合えましたし。直接子どもが絡まないからでしょうか? 不思議と合否結果も素直に話せました。そういったママたちは、“ママ友”より“友だち”という感覚になっているからかもしれません。あとそれぞれのママの性格にもよるところも大きいと思います。

一番古くからのママ友は?

子どもが赤ちゃんだった頃、幼稚園の頃からの、一番古くからのママ友は、ここまで関係が続いているということは、もはや“お友だち”だからでしょうか。数々の子どもの悩み、ママ友トラブルを共有してきた“戦友”だからでしょうか、別々の学校に進学しても、相変わらず、子どものこと、趣味、世間話、いろいろと、とめどなくおしゃべりできて、度々ランチに誘いあっています。しかし、以前より会う頻度はやはり減ってきています。

合否結果をきっかけに他人になった(された)ママも

一方で合否結果をきっかけに他人にされちゃったなあというママもいます。それはどういう類いかというと、ズバリ、塾高不合格だったお子さんのママたち。塾高を受験したこと、不合格だったという事実も、長男の受験当日の目撃情報や入試後にその子たちが長男にいろいろ言ってきたことにより発覚したという感じですが。ちょっと淋しくはありますが、でもある意味仕方のないこととも思います。私も逆の立場だったら何と話していいか分からないし。子どもづたいに知った事実なので、相手を祝福するにしてもいきなりそんなこと知ってるなんて言えないし、わざわざ「落ちました」とも言いたくないし。

ただ、幼稚園のときから先輩ママとしていろいろ声をかけてくれてた姐御肌のAさんには驚きました。さっぱりと明るい印象で、道端で会うと爽やかに挨拶してくれていたのですが、高校入学後のある日、バッタリ会ったときには、いきなりスル―でした。目が合った瞬間ハッとしたから気付かなかったわけではなかったと思います。ハッとして、何事もなかったようにスル―。そしてそれ以降は道端で会っても、一貫してスル―。

でも実は、Aさんのお子さん、同じ塾のママから偏差値が低い子をいじめて問題になっていると聞いていました。そして長男にも前々からいちいち張り合ってきては面倒なことを言ってきていたようです。クラスが離れているのにわざわざやってきて模試の偏差値や志望校をしつこく聞き出そうとしたり、無視しているとけなしたり…長男はっきりいって嫌いだった。ママ友や長男からの数々のエピソードを聞いて「あのママの子が? 意外! 」とビックリしていたのですが…。その意外なスル―を目の当たりにして、かなり納得。結局、Aさんの親切ぶりは、マウンティングの結果、私は下に見られていたからだったのでしょう。

たかが高校受験されど高校受験。15歳はまだまだ子供。まだママが絡むところが大きいのが事実です。合否結果はママの心に少なからず波風を立て、ママ友との距離も微妙に変化を生じさせるものだと分りました。