長男高校受験スタート。まず1校目は西大和学園

1校目の受験は西大和学園!

今日は我が家の長男高校受験初日です。初日は奈良にある西大和学園。

ここは元々は普通の地元の高校という感じだったようですが、10年ほど前より学校改革を行い、5年ほど前より東大・京大合格者を毎年コンスタントに100人以上出すという大躍進を見せている学校です。昨年2015年には、高校別東大・京大合格者数ランキングで開成、灘、筑駒に続き第4位に燦然と輝きました。高校受験業界では大注目、まさにリジェンドの学校です。

この学校は、寮があるため、東京、名古屋、高松、福岡にも試験会場を設定。我が家の長男は東京会場で受験します。

西大和学園を受験することの意義

長男は塾の先生よりアドバイスを受けて、ここを受験することにしましたが、その理由は、

  1. 1月受験。前哨戦として理想的。
  2. 試験教科5科目。5科目の難関校を狙う人の多くは練習として受験する。
  3. 合否発表の際に点数も開示。有効なデータを得られる。
  4. 西大和学園は全寮制。ゲーム、携帯持ち込み禁止で徹底的に勉強する学校。最悪他が残念でも、ここなら大学受験でリベンジする十分な準備ができる。我が家ののんき長男は人生観が変わる良いチャンスかも。おススメ!

とのことでした。学校側としては全国から京大・東大への可能性のある生徒を獲得できる、青田買いの意味合いもあるのでしょうね。検定料ビジネスでもあるでしょう。

ただ、「青田買い」、「検定料ビジネス」というと、いいイメージに聞こえないかもしれませんが、この学校の素晴らしいところは、単なる「出前受験」ではなく「点数開示をしてくれる」という点。

やはり受験生にとって、受験で何が不安かというと、

  • 実際どれだけ点数が取れるものなのか?
  • 自分の予想した出来と実際の出来にどれだけのギャップがあるのか?
  • 自分は受験者全体のどのあたりに位置するものなのか?
  • どれだけ取れれば受かるのか?

ということでしょう。これが明確に見えないから、モヤモヤしてしまうし、不安も大きくなるもの。そのかゆい所に手が届くことを見事にやって下さるのがここ、西大和学園の試験なのです。

前哨戦としては理想的。そこに西大和学園の心意気も感じる

つまり、西大和学園の試験は、緊張の中で解いた答案がどれだけ通用するものかを具体的に見せてくれるという試験。前哨戦としては最適、いやいやそれどころか理想的にありがたい存在です。

そのあり方は、ただ生徒獲得、検定料獲得ビジネスにはとどまらず、「わが校の試験を有効活用して、最高のコンディションで本戦に臨んで下さい。そしてご縁があれば、我が校に是非どうぞ」という、学校の温かいメッセージ、男前な心意気が伺えます。その辺の開けた考えが、この学校をめざましく成長させているのかもしれませんね。

首都圏在住の私は、今回の受験でこの学校を初めて知りましたが、大阪出身の次男のママ友に西大和学園の話をしたら「すごい評判の学校だよ」と言われました。やはり関西圏ではすでに広く知られた学校なのですね。

そろそろ息子、2時間目の数学を終えてお昼に入ります。ベストを尽くせていることを祈ります。